“職場の空気を読む”空調も!ダイキン工業らが「人のインターネット」を実験
2017年3月24日

管理人のイエイリです。

現実の世界をデジタルデータで表し、インターネットによって様々な情報を収集・分析し、最適に制御するIoT(モノのインターネット)が急速に広がりつつあります。

その対象は、モノにとどまらず、現実の世界で働く人も例外ではなくなってきました。

青山キャピタル、ダイキン工業、ソフトバンク・テクノジーは共同で、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

職種や職場とストレス

 

の関係などを明らかにするための実証実験を、2017年7月に開始することになりました。

人のストレス度などをデータ化するのは、クリップ状のIoTデバイスです。

人のストレス度などをデータ化するクリップ型のIoTデバイス(以下の写真、資料:青山キャピタル、ダイキン工業、ソフトバンク・テクノロジー)

人のストレス度などをデータ化するクリップ型のIoTデバイス(以下の写真、資料:青山キャピタル、ダイキン工業、ソフトバンク・テクノロジー)

IoTデバイスの内部に組み込まれたチューブ式空気圧センサー

IoTデバイスの内部に組み込まれたチューブ式空気圧センサー

このIoTデバイスには、チューブ式空気圧センサーが仕込まれており、ベルトなどに取り付けると体のわずかな振動を検知して、心拍や呼吸、体の動きなどの生態情報をデータ化することができます。

シンプルな仕組みですが、歩数や体の発熱量(MET)、心拍間隔からはストレス指標やストレス度、そして睡眠時間や睡眠の深さなど、様々な体の状態をデータとして計測できます。

IoTデバイスをベルトに取り付けた例

IoTデバイスをベルトに取り付けた例

この技術を使うと、異なる職種や職場で働く人のストレスがどう違うのかを定量的に比較できるので、興味深い結果が得られそうですね。

実験に参加する3社は、それぞれ実験を通じての目標を持っています。

青山キャピタルはビジネスパーソンの体と心、ファッションを通じた新しいヘルスケアサービスの創造を目指し、ソフトバンク・テクノロジーは生態情報を扱うセキュアなクラウドプラットフォームの実現などを目指しています

そして、ダイキン工業は、

 

ストレスに応じた空調

 

の自動制御技術を開発し、快適生だけでなく生産性も向上するオフィス空間の創造を目指しているのです。

これまでの空調は、温度や湿度、気流など物理的な条件しか考慮していませんでしたが、これからは“職場の空気を読む”空調へと進化していきそうですね。

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