機体も貸します!テラドローンがドローン測量のトレーニングを開始
2017年3月10日

管理人のイエイリです。

国土交通省が推進する「i-Construction」政策に対応するため、ドローン(無人機)による測量を始めたいけど、どうやったらいいのかわからない、という方も多いでしょう。

こうした潜在的なニーズを見逃さず、素早く事業化を図ったのが、あのドローン界のベンチャー企業、テラドローン(本社:東京都渋谷区)です。

同社は建設会社や測量会社などを対象に、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

土木測量に特化した

 

トレーニング事業である「OJTセミナー」を、2017年3月から開始したのです。

ドローン測量のイメージ(写真:テラドローン)

ドローン測量のイメージ(写真:テラドローン)

テラドローンは全国でi-Constructionに対応したドローン測量業務を行い、同社によるとその規模は“i-Construction界で最大手”というほどの経験と実績を持っています。

そのノウハウを、顧客の要望やレベルに合わせて土木測量に特化したドローン測量の導入支援を行おうというのが、今回のトレーニング事業です。

その内容は、機体やカメラ、測量用ソフトの選定に始まり、空撮写真と地上の位置を合わせる「標定点」の設置や計測、自動航行ソフトを使った飛行トレーニング、そしてデータ解析までが含まれています。

実地指導とセミナーを組み合わせた指導を行い、最終的には、顧客自身で起工測量や出来形測量が行えるようにします。まずは、i-Constructionの取り組みが進んでいる中部地方を手始めにサービスを展開していきます。

ドローンの機体や周辺機器を持っていない会社には、同社が業務でも使っている

 

機体をレンタル

 

してくれるので、初期費用も抑えられます。

テラドローンが業務で使用している機体の例(写真:家入龍太)

テラドローンが業務で使用している機体の例(写真:家入龍太)

こうしたトレーニング事業は、以前からの建設の専門知識とi-Constructionに必要なITの専門知識を両方兼ね備えた人材を増やすのに、大きく寄与しそうですね。

i-Constructionを国家として推進していることや、ドローン測量用のソフトが世界で一番売れている日本ほど、工事現場でドローンが飛んでいる国はおそらくないでしょう。

気がつけば、日本の建設業界はドローン測量について、世界一の技術とノウハウを持つ業界に変身しつつあるのかもしれません。

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