管理人のイエイリです。 ドローン(無人機)による測量を行うためには、様々なソフトを使う必要があります。
例えば、ドローンの飛行ルート作成や自動操縦、空撮した写真の3Dモデル化、そして土量計算などです。 メーカーが異なるソフトをいくつも使いこなすのは手間がかかるし、データの受け渡しも面倒ですね。
そこで、ドローン界のベンチャー企業、テラドローン(本社:東京都渋谷区)は、 ナ、ナ、ナ、ナント、
自動飛行から地形解析
までを1つのWebアプリで対応できるドローン専用画像処理ソフト「Terra Mapper」を開発し、このほどベータ版をリリースしたのです。
Terra Mapperは、ドローンの自動航行を行って空撮した写真をクラウドサービスに自動アップロードし、クラウドサーバー上で3Dモデル化や土量計算などのデータ解析を行い、チームで共有することができます。
ドローンの自動飛行には、当ブログ2016年11月23日付けの記事でも紹介した運行管理システム「Terra UTM(UAV Traffic Management)」を使っています。
ドローンで空撮した数百枚のデジタル写真を3Dモデル化するためには、128GBクラスのメモリーを搭載したワークステーションが必要になる場合もあります。
その点、このWebアプリは重たい計算をクラウドで処理してくれるので、インターネットにつながる普通のパソコンやスマートフォン、タブレットなどがあれば大丈夫です。
そして、日々の土量変化量をモニターしながら施工管理を行ったり、解析データをダウンロードして会議資料に使ったりすることができます。
また、クラウドならではの機能として、プロジェクト関係するメンバー間で、チャットや人やモノの配置なども一括管理し、“見える化”できるそうです。
どうですか。どんなソフトなのか、ちょっと気になっているドローンユーザーの方もおられるのではないでしょうか。 そこで今、テラドローンは、
ベータ版ユーザー
を募集中で、ユーザーからの評価を求めています。 評価用アカウントは、「ベータ版の登録申請ページ」から受け付けていますので、気になる方は試してみてはいかがでしょうか。
テラドローンはこれまで、矢継ぎ早にドローン事業のプレスリリースを出してきました。今回のWebアプリのベータ版公開は、ドローン界にさらに大きなインパクトを与えそうです。