管理人のイエイリです。
4月3日~5日、米国ヒューストンで開催された3D計測イベント「SPAR 3D EXPO & CONFERENCE 2017」(以下、SPAR2017)で、米国ベントレー・システムズのCEO、グレッグ・ベントレー(Greg Bentley)氏は「リアリティー・モデリングの活用は、世界的に主流になってきた」と語りました。
リアリティー・モデリングとは、現実空間にある建物や土木構造物、地形などを3Dの点群データや3Dモデルとしてコンピューターに取り込み、設計や施工管理に活用することを意味します。
同社は、ドローンで現場などを空撮した写真や3Dレーザースキャナーで計測した点群データから、3Dモデルを作る「ContextCapture」というソフトを開発・販売しています。
ベントレー氏はリアリティー・モデリングが身近になってきた例として同ソフトのスマートフォン用アプリを上げ、
ナ、ナ、ナ、ナント、
スマホで3Dモデルを作成
する時代になったと語ったのです。
Context Captureはクラウドサービスとしても利用できるようになったため、手軽な3Dモデル作成が可能になってきたのです。
また、ドローンによる空撮写真と、3Dレーザースキャナーで計測した点群データを組み合わせて3Dモデル化することにより、設計や解析、施工にたえる
高精度の3Dモデル
が作れるようになったとも語りました。
一度、3Dモデル化した現場のデータは、同社のProjectWise ContextShareというクラウドサービスにより、プロジェクト関係者間で共有することができます。
何度も現場に行って計測する必要がないので、作業の生産性が上がりそうですね。
ベントレー・システムズは、今年もリアリティー・モデリングをテーマに事業を展開していくようです。