キャリーバッグ感覚で持ち運べる!重さ15kgの地中レーダーが登場
2017年6月20日

管理人のイエイリです。

地中に埋まった配管や電線などを地上から検知する地中レーダーは、どっしりと重く、そう簡単に持ち運べないものが多かったのではないでしょうか。

コンクリート内部探査機など様々なレーダー機器を販売するKEYTECはこのほど、従来のイメージを変えるコンパクトな地中レーダー「ユーティリティスキャン スマート」を発売しました。

「ユーティリティースキャン スマート」の使用イメージ(以下の写真、資料:KEYTEC)

「ユーティリティースキャン スマート」の使用イメージ(以下の写真、資料:KEYTEC)

その重さは、付属のタブレット端末を含めて

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

わずか15kg

 

なのです。

現場にはキャリーバッグのような感覚で持ち込める

現場にはキャリーバッグのような感覚で持ち込める

サイズは幅49cm×長さ56cm×高さ32cmで、折りたたみ式のハンドルを備えているため、現場にはキャリーバッグのような感覚で持って歩いたり、引きずったりして簡単に持ち込めます。

台車に取り付けられたアンテナとコントロールモニターは、ワイヤレス化されているので、ケーブルがじゃまになりません。

アンテナとコントロールモニターはワイヤレスで接続される

アンテナとコントロールモニターはワイヤレスで接続される

しかも、アンテナ性能も向上しました。GSSI社の特許技術である「ハイパースタッキング」を導入し、従来製品よりも

 

ノイズが約30%低減

 

したほか、地表面近くの解像度が高く、探査可能深度も4mまでと深くなりました。

ハイパースタッキングアンテナ(右)の導入により、従来のアンテナ(左)よりも解像度が高くなった

ハイパースタッキングアンテナ(右)の導入により、従来のアンテナ(左)よりも解像度が高くなった

このほか、鉄筋コンクリートとアスファルト舗装とで自動的にゲインを調整したり、電線管判別ユニット「AC Line Trac」を付けることで交流電流が流れている地中電線を探査したりすることも可能です。

鉄筋コンクリートとアスファルトでゲインを自動調整する機能も搭載

鉄筋コンクリートとアスファルトでゲインを自動調整する機能も搭載

電線管判別ユニット「AC Line Trac」を付けると交流電流が流れている電線もクリアに探知

電線管判別ユニット「AC Line Trac」を付けると交流電流が流れている電線もクリアに探知

価格も従来製品に比べてリーズナブルになったとのことです。こうした機器で、地中が見える化されると、試掘などの手間ひまも減りそうですね。

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