管理人のイエイリです。
メガソフト(本社:大阪市北区)と言えば、住宅のプランを簡単に3Dモデル化し、様々な検討を行える「3Dマイホームデザイナー」というソフトで有名です。
同社はこの操作性を生かして、戸建て住宅から高層建築まで幅広く対応できる2D/3D建築プランニングソフト「3Dアーキデザイナー10 Professional」を2017年7月10日に発売しました。
ナ、ナ、ナ、ナント、
地上15階、地下2階建て
の高層マンションや商業施設などを、3Dモデルでサクサクと軽快にデザインできるのです。
使い方は3Dマイホームデザイナーシリーズと同じく、部屋やロビー、ピロティ、カーテンウオールなどの3Dパーツ化を配置し、サイズを修正していくだけです。
3DパーツにはBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)ソフトと同じように、壁や床の質感を表すテクスチャーや階高・天井高などの属性情報がインプットされています。
さらに、BIMソフトっぽいのは、建設予定地の用途地域や建ぺい率、道路などの敷地条件を設定して
3Dで斜線制限をチェック
できる機能を搭載していることです。
用途地域の境目に建つ建物も、複数の用途地域を設定でき、斜線制限の範囲は3Dモデル上で可視化できます。
また、CADソフトとのデータ交換機能も充実しており、DWG形式やJWW形式、プレカット工場で使われるCEDXM形式での入力や出力が可能です。
メガソフトは3Dアーキデザイナーを発売するに当たり、念には念を入れて、機能の開発や改良に取り組んできました。その結果、今回、満を持して発売することになったそうです。
気になるお値段ですが、ダウンロード版が28万円(税抜き。以下同じ)、パッケージ版が29万円です。
このほか、3台までのパソコンにインストールできる、365日有効のクラウドライセンス版もあり9万1200円で提供されます。同社のインターネットレンダリングサービス「Optimage」の無制限利用権や建築素材ダウンロードサービス「メガソフトデータセンター」の365日利用権、スマートフォン用のプレゼンサービス「3Dプレイス」の有料プランも含まれているので、かなりお買い得になっているとのことです。
3Dマイホで、オフィスビルやマンションを苦労して作っていた人には、朗報ですね。これから増えてくるマンションのリフォームや大規模修繕にも大いに役立ちそうです。