ああ、VRでよかった!東急建設が現場事故の疑似体験システムを開発

2017年8月28日

管理人のイエイリです。

交通事故などの夢を見て目覚めたとき、「ああ、夢でよかった」と胸をなで下ろした経験は、多くの人が持っているのではないでしょうか。

夢であっても、一度、こうしたコワい体験をしているとそれが教訓となり、同じような事故を起こさないように気をつけるようになりますね。

東急建設は、建設現場で起こりがちな災害事故を、事前に疑似体験しておくことで、将来の事故発生を防止するシステムを開発しました。

といっても“事故の夢”を眠っている間に見させるのではなく、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

バーチャルリアリティー

 

を使ったゲーム技術を導入して、建設現場での災害事故をリアルに疑似体験するシステムなのです。

例えば、VRゴーグルやコントローラーを身に着けて、足場板が抜けた足場を見ると、下までの高さがリアルに見えまます。

VRで再現した足場板が欠落した現場。立体的に見えるので、落ちたらどうしようとゾクゾクしそうです(以下の資料、写真:東急建設)

VRで再現した足場板が欠落した現場。立体的に見えるので、落ちたらどうしようとゾクゾクしそうです(以下の資料、写真:東急建設)

 

VRゴーグルやコントローラーを持って現場を体験中の様子

VRゴーグルやコントローラーを持って現場を体験中の様子

 

災害事故の主な原因は、「気づき忘れによるミス」や「横着する」といった、ちょっとした不安全行動だそうです。

こうした体験をVR上で何パターンも事前に体験しておくと、“現場のコワい夢”を何度も見たのと同様に、実際の現場でも不安全行動を起こさないように、気をつけるようになりそうですね。

このシステムは「VRゲームテクノロジーを活用した体験型安全衛生教育システム」というもので、ゲームソフト開発会社のバンダイナムコスタジオの技術支援によって開発されました。

建設現場の死亡事故で最も多いのは、高所からの墜落です。そこで、体験には両手に持つコントローラーのほか、両足の甲にも

 

トラッキングマーカー

 

を取り付けて、足を踏み外すシミュレーションも行えるようになっています。

両手に持つコントローラー(左)のほか足にもトラッキングマーカー(左)が付いている

両手に持つコントローラー(左)のほか足にもトラッキングマーカー(左)が付いている

このシステムは持ち運びができるので、現場事務所の会議室などを利用した出張教育も行えます。

短時間でいろいろな場所の不安全行動を体験できるのも、メリットと言えそうです。

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