国産BIM「GLOOBE 2018」が進化!FM業務の見える化や動かせるVRも

2017年8月10日

管理人のイエイリです。

国産BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)ソフト「GLOOBE」の最新版となる「GLOOBE 2018」が、2017年9月20日に福井コンピュータアーキテクトから発売されることになりました。

今回のバージョンアップの目玉とも言えるのが、GLOOBEで作ったBIMモデルを「GLOOBE Model Viewer」という無料のビューワーソフトで見られるようになったことです。

建物の外観や内装はもちろん、天井裏や壁裏にある配管などを3Dモデルで表示できるほか、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

交換時期などの属性情報

 

も見られるのです。

GLOOBEで作ったBIMモデルの属性情報も見られる「GLOOBE Model Viewer」(以下の資料:福井コンピュータアーキテクト)

GLOOBEで作ったBIMモデルの属性情報も見られる「GLOOBE Model Viewer」(以下の資料:福井コンピュータアーキテクト)

GLOOBEで作った建物のBIMモデルを「GLOOBE Model Viewer出力」というオプションソフトでビューワー用に書き出し、「GLOOBE
Model Viewer」という無料のビューワーソフトで見るのです。

これを維持管理段階のFM(ファシリティーマネジメント)業務で使うと、GLOOBEを持っていないメンテナンス会社は、FM作業時に建物の機器のメーカー名や型番、交換時期などを3Dで見ることができます。

維持管理段階で「GLOOBE Model Viewer」を活用するイメージ

維持管理段階で「GLOOBE Model Viewer」を活用するイメージ

BIMの見える化力が、維持管理段階までさらに拡張されたというわけですね。

GLOOBE 2018ではこのほか、木材のプレカット工場用のCADで作成した木造構造図を「CEDXM(シーデクセマ)」形式で読み込む機能や、現況写真とBIMモデルをレンダリングで合成する「フォトモンタージュ」機能が追加されました。

細かいところでは、BIMモデル内で繰り返し使われる要素をまとめてモジュール化し、他の階で使い回せる「ユニット」機能や、複数のモデルを並べて比較検討し、修正指示などが行える「デザイン比較」機能なども盛り込まれています。

プレカットCADと連携する「CEDXM形式」の読み込み機能

プレカットCADと連携する「CEDXM形式」の読み込み機能

現況写真とBIMモデルを合成する「フォトモンタージュ」機能

現況写真とBIMモデルを合成する「フォトモンタージュ」機能

繰り返し使われる要素をまとめて扱う「ユニット」機能

繰り返し使われる要素をまとめて扱う「ユニット」機能

複数のBIMモデルを並べて比較検討できる「デザイン比較」機能

複数のBIMモデルを並べて比較検討できる「デザイン比較」機能

GLOOBE 2018では、バーチャルリアリティー(VR)機能も拡張されました。同時にリリースされる「GLOOBE VR Ver2.0」というソフトと、ヘッドマウントディスプレーを使うことにより、

 

動かせるVR

 

で設計の確認やプレゼンテーションなどが行えるのです。

「GLOOBE VR Ver2.0」とヘッドマウントディスプレーによるプレゼンテーションのイメージ

「GLOOBE VR Ver2.0」とヘッドマウントディスプレーによるプレゼンテーションのイメージ

クレーンなどの建機も可動範囲のなかで操作できる

クレーンなどの建機も可動範囲のなかで操作できる

例えば、建物の窓やドアを開け閉めしたり、クレーンなどの建機を可動範囲で操作したりして、現実空間のようにシミュレーションできます。

また、朝、昼、夜と場面を切り替えたり、VR空間の中で素材を入れ替えたりして簡単なカラーシミュレーションも行えます。

屋上や足場の上に立ったイメージでは、高さもリアルに再現できるので、直感的な安全対策や安全教育にも役立ちます。このほか、両手に持つコントローラーがBIMモデルの形状通りに振動して、形状の把握もできます。

ヘッドマウントディスプレーは、「Oculus Rift」、「HTC Vive」の両方に対応しています。

気になるお値段ですが、各ソフトとも使用期間に応じた利用料金制になっています。「GLOOBE 2018」が年間14万4000円(税別。以下同じ)。「GLOOBE
Model Viewer 出力」が同4万8000円、「GLOOBE VR Ver2.0」が同42万円です。

BIMソフトも、維持管理段階へのライフサイクル的な垂直連携や、VRなどの他システムとの水平連携で、今後もますます進化していきそうですね。

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