力加減をIoT化!大成建設がVR遠隔操作にフォースフィードバック

2017年8月1日

管理人のイエイリです。

これまでの無人化施工や遠隔操作は、カメラやマイクで現場での視覚や聴覚をオペレーターに伝達し、その情報を元に重機や機械を操作してきました。

しかし、現場から離れているので、物の硬さや軟らかさなどの情報は、よくわかりませんでした。

そこで大成建設はイクシー(本社:東京都中央区)と共同で、よりリアルに現場情報を伝達できる遠隔操作システムの開発に着手しました。

物体の硬さや軟らかさなどの「触覚」や、物体を扱うときの「力加減」を

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

フォースフィードバック

 

による双方向で伝達しながら、作業を行えるのです。

力触覚伝達技術を利用した遠隔操作システム(写真:大成建設、イクシー)

力触覚伝達技術を利用した遠隔操作システム(写真:大成建設、イクシー)

既に5指ハンドを備えたロボットアームと力触覚グローブ「EXOS」を組み合わせたシステムの開発を始めており、2017年度中にプロトタイプの完成、2018年度にシステムの実用化を目指しています。

人間のように5本の指を備えたロボットが物をつかんだときの反力をスケールダウンし、グローブの各指に伝えることで離れたところにいるオペレーターが感じることができるというわけですね。

映像だけに頼った遠隔操作だと、硬さがよくわからないので、力を入れすぎて物を壊してしまうこともありますが、物の硬さがわかると絶妙な力加減で作業できそうです。

今回の開発では力加減をフィードバックする技術のほか、力加減とともに作業手順や映像などの操作データを保存・分析する技術、HMD(ヘッドマウントディスプレー)による正確な操作技術なども含まれています。

今後は、これらのデータを人工知能(AI)でシステムに学習させることにより、

 

ロボットが自ら作業

 

できるIoT(モノのインターネット)技術も開発していきます。

力加減の伝達技術やIoT化により、作業員が立ち入れない環境でも力加減が必要な遠隔操作が可能になるほか、ロボット自身の判断による作業、熟練作業員の技術蓄積といった効果が期待できそうですね。

これまでのVR(バーチャルリアリティー)は、視覚や聴覚が中心でしたが、新たに触覚が加わることで、より現場をリアルに再現できるという意味でも、画期的なシステムといえそうです。

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