管理人のイエイリです。
住宅展示場にあるモデルハウスを見て歩くと、マイホームへの夢が広がってきます。しかし、展示場に足を運べるのは時間に余裕のある休日くらいしかないので、機会も限られてしまいますね。
そこで、福井コンピュータドットコムは、24時間、365日見学可能な「3Dバーチャル住宅展示場(福井版)」を2017年7月19日にオープンしました。
ナ、ナ、ナ、ナント、
住宅展示場をVR化
してしまったのです。
福井県内の住宅会社30社のモデルハウスをVRコンテンツ化し、ウェブサイトでいつでも、どこでも見学できるようにしたサービスです。
パソコンやスマートフォン、タブレット端末などを使って、VR化されたモデルハウスを様々な角度や拡大・縮小、ウオークスルーしながら見ることができます。
試しに出展社の一つであるカズクリエイトオフィスのモデルハウスをバーチャル見学してみました。出展社リストにある同社のアイコンをクリックすると、「光と風を操る『そらと風の回廊』」というモデルハウスのトップページが現れます。
まずは外観を3Dで見てみました。マウスを左右、上下に動かすとモデルハウスがくるくる回転し、ホイールボタンを回すと拡大・縮小していろいろな角度から外観を見られます。
今度は、室内を見てみました。外観と同じく、様々な角度で見られるほか、ウオークスルーによって部屋の中を歩いて見ることもできます。
「パネルを開く」という部分をクリックすると、この建物に使われている建材や設備のリストも出てきて、メーカー名や商品名、型番などがずらりと並んでいます。
例えば「床タイル」を選ぶと、さらに色が違う建材が表示され、それをクリックするとVRの建物にも反映されるのには驚きました。
こんな住宅展示場だと、帰宅後の夜遅い時間や通勤中のすき間時間でも見に行けるので便利ですね。
福井コンピュータドットコムでは、このサービスを北陸3県で展開することを計画しており、今後は富山版や石川版も公開する予定です。
このシステムは、住宅展示場のビジネスモデルを大きく変える可能性があります。というのは、バーチャル住宅展示場とは、
住宅広告のVR化
とも言えるからです。
これまでの住宅展示場では、立地条件によって来場者数が左右されがちでしたが、バーチャル展示場の場合はウェブサイトのコンテンツ力で来場者数が決まります。
魅力的な住宅コンテンツを持つウェブサイトには、今後、バーチャル展示場が併設されていく可能性もありそうですね。