アルゴリズミックに階段設計!ARCHICAD21に搭載された驚異の機能

2017年9月5日

管理人のイエイリです。

BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)による建物の設計は、いまだに3DのBIMパーツを組み立てていく手作業が多いのが現状です。

特に階段は、ちょっと変わった形になると、踏み板を梁の要素を使って並べたり、手すりのBIMパーツを自作したりと大変でした。

こうした設計者の悩みを解決しようと、2017年9月26日にグラフィソフトジャパンが発売するBIMソフト「ARCHICAD 21」では、階段ツールと手すりツールに思い切った機能拡張を行いました。

階段機能のパワーアップを前面に打ち出した「ARCHICAD 21」のパッケージ(以下の資料:特記以外はグラフィソフトジャパン)

階段機能のパワーアップを前面に打ち出した「ARCHICAD 21」のパッケージ(以下の資料:特記以外はグラフィソフトジャパン)

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

アルゴリズミックデザイン

 

によって、様々な形の階段を自動設計できるのです。

ARCHICAD 21に搭載された機能で設計された曲線の階段

ARCHICAD 21に搭載された機能で設計された曲線の階段

例えば、上のような曲線の階段は設計者がデザインを手描きした紙をスキャンしてARCHICAD 21に取り込み、階段に沿ってシンプルなポリラインを配置します。

すると階高や階段の蹴上げ(1段ごとの高さ)、踏面などのデータに従って、ARCHICAD 21が踏み板や踊り場を自動的に配置してくれます。

階段に沿ってシンプルなポリラインを配置すると踏み板や踊り場が自動的に配置される

階段に沿ってシンプルなポリラインを配置すると踏み板や踊り場が自動的に配置される

上記の階段を作成する過程のYouTube動画

蹴上げなどの設定画面

蹴上げなどの設定画面

また、手すりも階段の踏み板に連動して配置されます。さらに支柱やパネルをカスタマイズすることも可能です。

様々なタイプが用意された手すりツール。支柱やパネルのカスタマイズも可能だ

様々なタイプが用意された手すりツール。支柱やパネルのカスタマイズも可能だ

しかし、階高や蹴上げ、階段のスペースなどのデータ組み合わせによっては、物理的にモデリングが不可能な場合もあります。

そんなときは、

 

「階段を作成できません」

 

というメッセージが出て、階段の範囲を伸ばすなどの“改善策”まで提案してくれるのです。

物理的に階段が作成できないときに出るメッセージの例

物理的に階段が作成できないときに出るメッセージの例

このほか、ARCHICAD上で干渉チェックを行える機能や、要素分類の属性情報を柔軟に設定してXMLでやりとりする機能、IFCファイルをホットリンクする機能、レンダリングを行うCineRenderエンジンの強化など、ARCHICAD史上最強のバージョンになりました。

ARCHICAD 21では干渉チェックも可能になった

ARCHICAD 21では干渉チェックも可能になった

気になるお値段ですが、レギュリー版が72万円(税別。以下同じ)、Solo版が29万5000円となっています。サブスクリプション版については、ユーザーのニーズを検討中とのことです。

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