重機土工をIoT化!フジタが「現場全体の見える化」で生産性を15%アップ

2017年9月7日

管理人のイエイリです。

広大な土工現場では、重機や人、測量作業がどのように動いているのかを全体的に把握することがなかなかできません。

そこでフジタは、岐阜県で施工中の「平成27年度東海環状広見地区西道路建設工事」で、ICT建機やダンプトラック、施工管理者や職長、オペレーター、3Dデータなど測量機のすべての情報をクラウドサービスに接続し、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

リアルタイムにIoT化

 

する「全工程見える化」システムを構築し、現場に導入しました。 IoTとは、モノのインターネット(Internet of Things)のことです。

重機土工の「全工程見える化」システムのイメージ(以下の資料:フジタ)

重機土工の「全工程見える化」システムのイメージ(以下の資料:フジタ)

ICT建機のバケットは先からリアルタイムに施工量を算出し、オペレーターに提供される

ICT建機のバケットは先からリアルタイムに施工量を算出し、オペレーターに提供される

全工程「見える化」で導入した技術

全工程「見える化」で導入した技術

このシステムによって各オペレーターはお互いの位置情報や進ちょく状況、ダンプの運行状況をマップ上で把握できるようになり、連携作業がスムーズになりました。

その結果、現場全体での建設機械とダンプトラックの計画的、効率的な配置が可能になりました。さらには、オペレーターから作業の進ちょくや天候などの条件応じて、建機の配置変更が提案されるほどになったのです。

すると、作業計画の改善や適正化が日々、進むようになり、特に切り土や盛り土の施工効率が上がりました。また、現場関係者が自主的にクラウドを活用することが活発になったため、従来に比べて現場全体では

 

生産性が約15%アップ

 

したそうです。

「全工程見える化」システムの導入前(青色の線)と導入後(赤色の線)の施工土量のグラフ。導入後は生産性が約15%アップしている

「全工程見える化」システムの導入前(青色の線)と導入後(赤色の線)の施工土量のグラフ。導入後は生産性が約15%アップしている

このほか、重機の始業前点検の結果を、オペレーター自身が運転席のパソコンで入力し、事務所に報告する「ウェブ看板」の活用によって、重機の状態が瞬時に見える化されるようになり、安全管理も向上することになりました。

広大な土工現場で、こうした連携が実現すると、現場全体のチームワークもよくなりますね。土木工事ならではのクラウド活用効果といえそうです。

現場全体の動きをIoTにより、コンピューターで把握できるようになったので、今後はAI(人工知能)や施工計画、運土シミュレーションなどのシステムを導入することにより、さらに生産性をアップさせることもできるのではないでしょうか。

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