エレベーターに乗って客室まで自動配達!品川プリンスホテルにロボ配属
2017年9月19日

管理人のイエイリです。

何かと人手に頼っていたホテルの業務も、だんだん機械化が進んできたようです。

プリンスホテルは2017年10月2日、東京・品川駅前にある品川プリンスホテルNタワーに、荷物配達用のデリバリーロボット「Relay(リレイ)」を導入することになりました。

客室の前まで荷物を届けるデリバリーロボット「Relay」(以下の写真:プリンスホテル)

客室の前まで荷物を届けるデリバリーロボット「Relay」(以下の写真:プリンスホテル)

障害物を回避しながら廊下などを自動走行し、客室の前まで荷物を届けるロボットで、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

エレベーターにも自動搭乗

 

して、館内を自由自在に動き回ることができるのです。障害物や人は、自動的に回避します。

エレベーターに乗って障害物や人を回避しながら、廊下を自由自在に動き回る

エレベーターに乗って障害物や人を回避しながら、廊下を自由自在に動き回る

ロボット上部には、荷物をセットできるスペースがある

ロボット上部には、荷物をセットできるスペースがある

デリバリーロボットが“配属”される品川プリンスホテルNタワー

デリバリーロボットが“配属”される品川プリンスホテルNタワー

まずは客室にアメニティーを配達する業務からスタートしてノウハウを蓄積し、ホテル内のデリバリーの利便性向上や運用の効率化を図っていく方針です。

配達サービスの流れは、まず宿泊客が客室の電話で配達してほしいものをオーダーします。するとロビーに待機しているロボにスタッフが荷物をセットし、ロボットがロビーを出発します。

その後は、エレベーターや廊下を経由して自律的に客室の前まで向かい、到着したら電話で連絡。宿泊客はロボットから荷物を取り出します。

配達が終わるとロボットはロビーに戻り、自動的に充電します。

荷物の配達が終わると、ロボットはロビーに戻り、自動的に充電する

荷物の配達が終わると、ロボットはロビーに戻り、自動的に充電する

米国のクラウンプラザ・サンノゼシリコンバレーホテルでのRelay活用を紹介したビデオ

このロボットは、米国・カリフォルニア州のシリコンバレーに拠点を置くロボットベンチャー、サビオーク(Savioke, Inc.)が開発しました。

また、ロボットの運用に必要な館内の通信機器や自動ドア、エレベーターと連携するための設備などは、NECネッツエスアイ(本社:東京都文京区)が担当しました。

ロボットが配属される品川プリンスホテルのNタワーは、自動チェックイン・チェックアウトのシステムや宿泊者専用ロッカーの設置など、独自のサービスを展開しており、新スタイルのシティーホテルとしてさらに進化することになります。

また、プリンスホテルでは、2019年に新ブランド「プリンス・スマートイン(Prince Smart Inn)」を開始する予定で、

 

最先端のICTやAI

 

を活用した様々な取り組みを行っています。

ホテルではだんだん、ロボットが人間の同僚や部下として働くようになりそうですね。

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