積雪でもラクラク!アズビル金門がIoTネットで水道計の自動検針実験
2017年9月21日

管理人のイエイリです。

札幌市水道局の悩みは、雪が降り積もる季節の水道メーター検針です。

雪国で暮らしたことのない私ですが、雪をかき分けてメーターボックスを探し、水道の使用量を読み取る作業は、さぞかし大変だろうと想像します。

“難検針”とまで言われるこの作業を少しでも楽にしようと、アズビル金門(本社:東京都豊島区)は札幌市水道局と京セラコミュニケーションシステムの協力を得て、2017年8月30日から同11月28日まで、水道メーターの自動検針実証実験を行っています。

札幌市水道局管内に設置した電子式水道メーター約40台から、1日4回の通信で水道使用量のデータを取得する実験ですが、使っている回線は

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

IoT向けの「Sigfox」

 

という、低価格で低消費電力、長距離無線通信が可能なネットワークなのです。

IoT向け通信ネットワーク「Sigfox」を使った水道メーター自動検針実験のイメージ図(資料:アズビル金門)

IoT向け通信ネットワーク「Sigfox」を使った水道メーター自動検針実験のイメージ図(資料:アズビル金門)

Sigfoxとは、フランスのSigfox社が2009年から提供しているIoT用のネットワーク規格で、LPWA(Low Power Wide Area)という省電力広域無線通信の一種です。

今回の実証実験では、従来のハンディターミナルで行っていた水道メーターの無線検針との効率比較や、Sigfoxネットワークの運用が可能かどうかを評価します。

そして、Sigfoxによって

 

札幌市内のどこまで

 

自動検針が可能なのかを見極めます。

もし、結果が良好なら、様々なライフラインや遠隔監視システムなどにSigfoxが活用できる可能性も広がってきそうですね。

しかし、実験期間が11月28日で終わりというのは、どうなんでしょうかね。せっかくなら、積雪による電波障害なども含めて実験してみたらいいのにと、素人ながら思った次第です。

 

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