ドローンパイロットに3Dスキルを!テラドローンが教育事業を全国展開
2017年11月7日

管理人のイエイリです。

国土交通省の「i-Construction」施策で、現地測量や施工管理などで需要が急増しているドローン(無人機)パイロットですが、もはやドローンを飛ばすスキルだけでは生き残っていけないようです。

そこで、ドローン事業を展開するベンチャー企業、テラドローンは、ドローンパイロットを“多能工化”するための教育事業を全国展開し始めました。

テラドローンの代表取締役、徳重徹氏(左)と技術開発部の塩川巧氏(右)(写真:家入龍太)

テラドローンの代表取締役、徳重徹氏(左)と技術開発部の塩川巧氏(右)(写真:家入龍太)

i-Construction施策で建設業界での需要が高まっているドローン(写真:家入龍太)

i-Construction施策で建設業界での需要が高まっているドローン(写真:家入龍太)

まずは、ドローンパイロットを養成する一般社団法人ドローン大学校と提携し、テラドローンが開発したドローン測量用ソフト「Terra Mapper」を使って1泊2日の合宿教育を行う「ドローン大学校 3次元データ解析プログラム」です。

その受講資格は、ドローンによる10時間以上の飛行経歴と、航空法など安全運航の知識を有することで、講習には

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

カメラ付きドローンとPC

 

を持参し、修了検定には講師の指導なしで空撮写真から3Dモデル作成などを行うという本格的なものなのです。

合格者にはテラドローンが認定する「Terra Mapperエキスパート認定証」が交付されます。受講料は宿泊費と食費(4回)を含めて1人9万8000円(税別)で、2018年1月26日~27日に、第1期の講習を予定しています。

ドローンからの空撮写真から「Terra Mapper」で作成した地形の3Dモデル(資料:テラドローン)

ドローンからの空撮写真から「Terra Mapper」で作成した地形の3Dモデル(資料:テラドローン)

講習に使用するソフト「Terra Mapper」の画面(資料:テラドローン)

講習に使用するソフト「Terra Mapper」の画面(資料:テラドローン)

「Terra Mapper」は土量計算も行える(資料:テラドローン)

「Terra Mapper」は土量計算も行える(資料:テラドローン)

テラドローンはこのほか、一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)とも提携し、JUIDAが認定する

 

全国14のドローンスクール

 

「Terra Mapper」関連サービスの提供を始めました。

その内容は、教育コースでの「Terra Mapper Desktop」の活用やセミナー、販売、サポートなどです。(ドローンスクールの情報については、テラドローンのプレスリリースをご参照ください

ドローンパイロットが自分自身で3Dモデルを作るスキルを身につけると、撮影から3Dモデル作成までのワンストップサービスが提供できるので、i-Construction業界でも重宝される人材になりそうですね。

また、どのような空撮写真を撮れば高精度の測量ができるかがわかるので、作業の手戻り防止や空撮の高品質化、効率化にもつながりそうです。

(Visited 1 times, 1 visits today)

Translate »