3DMC搭載のミニショベル登場!日立建機が小規模工事用に開発

2018年1月12日

管理人のイエイリです。

運動場や生活道路などの小規模舗装工事では、周囲の道路や地形とのすり付けなどで、細かい切り土や盛り土の作業が求められます。

これまではベテランのオペレーターがブルドーザーやモーターグレーダーなどを操り、施工してきましたが、高度な技を持ったオペレーターは減少の一途をたどっています。

そこで日立建機は、こうした複雑な上層路盤の整地を、3次元データに基づき半自動で行えるミニショベル用の3Dマシンコントロールシステムを開発しました。

3Dマシンコントロールシステム付きのミニショベルによる施工イメージ(以下の写真:日立建機)

3Dマシンコントロールシステム付きのミニショベルによる施工イメージ(以下の写真:日立建機)

といっても、通常のバックホーのように、バケットやアームを自動制御するわけではありません。

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

PATブレード

 

という、クローラーの前に装備された排土板を制御するものなのです。

「PATブレード」とは、ブルドーザーのような排土板を意味し、通常の上下動に加えて、パワーアングル・チルト(Power Angle Tilt)の動作も可能になっています。

チルトやアングル動作も可能なPATブレード

チルトやアングル動作も可能なPATブレード

各測量機器メーターのセンサーやコントローラーなどの機器やプリズムをミニショベルに搭載し、自動追尾機能付きのトータルステーションを基準局として使用することで、建機の位置をリアルタイムに計測しながら、地面を所定の3D形状に仕上げることができます。

その結果、従来は頻繁に行う必要があった検測作業や丁張りなどを削減でき、整地作業の安全性や生産性を高めることができます。

アングルやチルト機能を使うと、かなり細かいすり付けもできそうですね。3D施工データさえきっちり作れば、あとの細かい整地は重機に任せられことになります。

今後は製品化に向けて機能向上を図るとともに、クラウドと連携したシステムの開発にも取り組んでいくそうです。

そうなると、ますます

 

土工のIoT化

 

が実現できそうですね。「IoT」とはもちろん、「モノのインターネット」のことです。(日立建機のプレスリリースはこちら

ご存じのように日立グループには、ICTや制御、IoTなどを得意とする企業が多く、日立建機はこれらの企業と「One Hitachi」の取り組みを推進することで、建機のイノベーションを実現しやすいメリットがあります。

今後、日立グループが建設業のIoT化に絡んで、どんなシステムを生み出してくるのかが注目されますね。

 
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