アパート管理もIoT化へ!レオパレス21とKDDIが遠隔監視実験
2018年3月27日

管理人のイエイリです。

アパートの管理と言えば、大家さんがちょくちょく駐車場やゴミ置き場を見回り、不正駐車のクルマのワイパーに警告書をはさんだり、時間外のゴミ出しには注意書きを張ってマナー向上をうながしたりと、手間ひまのかかる業務という印象があります。

そこでレオパレス21とKDDIは、2018年3月26日から同4月25日まで、アパート管理業務を効率化するための実証実験を行っています。

入居者のお困りごとの上位にある「駐車場の不正駐車」と「時間外のゴミ出し・不正投棄」を

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

センサーで遠隔監視

 

しようというものなのです。(レオパレス21、KDDI、アイレットのプレスリリースはこちら

 

不正駐車を監視するための地磁気センサー(以下の資料:レオパレス21、KDDI、アイレット)

不正駐車を監視するための地磁気センサー(以下の資料:レオパレス21、KDDI、アイレット)

ゴミ置き場の扉に取り付けられた開閉センサー

ゴミ置き場の扉に取り付けられた開閉センサー

この実験は、レオパレス21 と KDDI 、KDDI グループのアイレット、そしてオプテックス(本社:滋賀県大津市)が共同で、埼玉県川口市内のレオパレス21管理物件で行っているものです。

不正駐車の管理は、駐車スペースに地磁気センサーを埋め込むことにより、駐車の有無を遠隔で検知し、駐車があると管理者に自動的に通知します。

また、ゴミ置き場の扉には開閉センサーを設置し、指定時間外に開閉があったときは管理者に通知します。

通知を受け取った管理者は、現場に設置してあるネットワークカメラで状況を遠隔監視できるというわけです。

駐車場の地磁気センサー、ゴミ置き場の開閉センサーの情報は無線で集約され、クラウド上で管理される。コンピューターには「ラズベリー・パイ」を使っている

駐車場の地磁気センサー、ゴミ置き場の開閉センサーの情報は無線で集約され、クラウド上で管理される。コンピューターには「ラズベリー・パイ」を使っている

つまり、駐車状況やゴミ置き場の開閉をデータ化して集約し、管理人によるアクションを現場にフィードバックすることで、

 

アパート管理のIoT化

 

を一歩進めるための実験と言えるでしょう。

現段階では、「こんな時間に駐車場にクルマが駐まるとはあやしい」「時間外にゴミ置き場の戸が開くのは、近所のあの人に違いない」といった具合に、管理人の勘と経験によって、不正などを感知しています。

近い将来は、この「あやしさ判定」はAI(人工知能)によるディープラーニングで、警告は自動音声や警備会社への自動通報で、というようにさらにIoTらしくなっていくのかもしれませんね。

 

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