気軽に聞けるAI先生も!岩崎がi-Con活用クラウド「iLab」を開設
2018年5月22日

管理人のイエイリです。

慢性的な人手不足に悩む建設業界ですが、国土交通省が推進する「i-Construction」施策を陰でサポートする企業も、その悩みは同じです。

札幌市に本社を置くシステムソリューション企業の「岩崎」はこれまで、CIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)ソフトの4日間トレーニングコースなどを行ってきましたが、教える側と受講する側の双方にとって、日時を決めて集まるという方式が、なかなか取りにくくなってきました。

そこで同社は、i-Constructionをはじめとする建設ICTの運用を

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

クラウド上で支援

 

する会員制サービス「iLab」を開設したのです。(ウェブサイトは、http://ilab-ict.jp/

建設ICTの運用をクラウド上で支援する「iLab」(以下の資料、写真:特記以外は岩崎)

建設ICTの運用をクラウド上で支援する「iLab」(以下の資料、写真:特記以外は岩崎)

用意されたメニュー。準備中のものもあり、今後の充実が期待できる

用意されたメニュー。準備中のものもあり、今後の充実が期待できる

メニューは大きく、「学習」「活用」「共有」「体感・新技術(開発中)」のコーナーに分かれています。

「学習」のコーナーでは、これまで集合教育形式で行ってきた座学形式の講習を、5~10分のビデオ講座によって、仕事のすき間時間に少しずつ受講できるほか、わからない部分は何度でも繰り返し受講できます。

また、3Dレーザースキャナーなどの講習は、現場からの実況中継によって、機器のボタンのひとつひとつまで現場で操作しているかのようにリアルに理解できます。

点群データにメッシュを張りTINデータ化する方法の講習

点群データにメッシュを張りTINデータ化する方法の講習

現場から解説する3Dレーザースキャナーの使い方講習

現場から解説する3Dレーザースキャナーの使い方講習

また、「活用」のコーナーでは、アームやバケットなどが実物同様に動く建機の3Dモデルや、コンクリート二次製品や仮設部材のCIMモデルなどが用意されています。

可動域が正確に再現された建機の3Dモデル

可動域が正確に再現された建機の3Dモデル

「共有」のコーナーは、オートデスクの「Forge」と連動し、CIMソフトがなくてもWEBブラウザー上で3Dモデルを回転させたり、動かしたりして確認することができます。その動きは、とてもサクサクしています。

WEBブラウザー上で3Dモデルを見たところ

WEBブラウザー上で3Dモデルを見たところ

スマホでも同様にサクサクと3Dモデルが見られる

スマホでも同様にサクサクと3Dモデルが見られる

わからないことを質問できる「iLabot」のコーナーでは、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

AI先生が24時間

 

質問に答えてくれるサービスを提供しています。

AI先生が質問に答える「iLabot」のコーナー

AI先生が質問に答える「iLabot」のコーナー

まあ、AI先生も完全ではありませんから、時には答えられない場合もあります。

そんなときは、バックヤードに控えている岩崎のベテラン技術者が答えてくれます。そしてAI先生もその都度、学習を深めていって賢くなるという成長の仕組みが導入されています。

気になる料金ですが、1ユーザー当たり月額3万5000円(税別)となっています(2018年9月30日までは同1万5000円)。そして10人以上、まとめて契約すると同5000円になります。

なかなか助っ人がいないi-Con実施現場では、こうしたクラウドサービスが有効かもしれませんね。無料で受講できる講座などもあるので、試してみてはいかがでしょうか。

岩崎 取締役常務執行役員の木下大也氏(左)と同企画開発部CIM課課長の真柄毅氏(右)

岩崎 取締役常務執行役員の木下大也氏(左)と同企画開発部CIM課課長の真柄毅氏(右)

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