管理人のイエイリです。
ドローン(無人機)は今後、「空のインフラ」として飛躍的なビジネス利用の増加や用途の拡大が見込まれています。建設業も当然、ヘビーユーザーの業種ですね。
そこで名古屋鉄道は、2018年3月26日にまとめた中期経営計画「BUILD UP 2020」で、「新たなビジネス領域の開拓」として「ドローンスクール事業」に取り組むことを盛り込みました。
6月30日に、ドローン操縦士を養成するスクールが開校することになったのですが、その場所は
ナ、ナ、ナ、ナント、
駅前ビルの6階
という、便利なところなのです。
スクールの名称は「名鉄ドローンアカデミー 神宮前校」といい、名鉄神宮前駅の前にある「パレマルシェ神宮」内に設けられます。(名鉄のプレスリリースはこちら)
営業時間は9時~23時と、ビルの中だけあって夜遅くまでやっています。また、練習用の機体は無料で貸し出してくれるので、カルチャースクールの感覚で勤め帰りにも手軽に利用できそうですね。
解説されるカリキュラムは、趣味の空撮から産業用途まで、安全な運航に必要な知識と高い操縦技能を持つ人材育成に対応しています。
主なコースのうち、初心者向けの「スタンダードコース」はeラーニングによるオンラインの事前学習と、2日間の実技講習によってホバリングや上下左右移動など、ドローンの飛行に必要な知識と技能を学べます。料金は12万円(税別。以下同じ)です。
「アドバンスコース」は業務でドローンを使えるレベルのスキルを習得するもので、eラーニングで事前学習する学科では国土交通省への申請などが含まれ、2日間の実技講習では8の字旋回や夜間飛行のほか、
空撮や自動航行
なども含まれています。料金は30万円です。
さらに準備中の「プロフェッショナルコース」では、インフラ点検や測量といったより専門的なスキルを学べるカリキュラムが用意される予定です。詳細は、2018年の秋に発表されます。
このほか、ドローンの基礎を学びたい人向けには、150分の「eラーニングコース」(1万5000円)も用意されています。行氏を務めるのは、弁護士の小林幸平氏ということですから、本格的な解説が聞けそうです。
各コースの受講申し込みや事前予約は、6月初旬に開設予定の専用ホームページから行えるようになるそうです。屋内練習場だと風や天気の影響を受けないので、スケジュール通りに練習できるのがありがたいですね。