ドローンで屋内点検!ブルーイノベーションが低コストのサービス開始
2018年6月11日

管理人のイエイリです。

工場の天井裏やトンネルの内部などを点検するとき、これまでは足場や高所作業車が必要だったほか、そもそも人間が立ち入れないため点検自体が難しい場所も多々ありました。

このような場所を安全かつスピーディー、そして低コストで点検できるようにしようと、ブルーイノベーション(本社:東京都文京区)は、ドローンを使って屋内点検サービス「Biインスペクター」を2018年6月4日にスタートしました。

屋内でドローンを飛ばすと、プロペラに配管や壁などが接触して墜落するのではないかと、つい心配になってしまいますが、安心です。

というのは、このサービスで使われるドローンは、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

直径40cmのかご

 

で守られているからなのです。

周囲をかごで守られた点検用ドローン(以下の写真、資料:ブルーイノベーション)

周囲をかごで守られた点検用ドローン(以下の写真、資料:ブルーイノベーション)

工場内でも、安心して飛行できる。万一、配管などに接触してもプロペラが止まって墜落する心配はない

工場内でも、安心して飛行できる。万一、配管などに接触してもプロペラが止まって墜落する心配はない

ドローンは、スイスのフライアビリティー社(Flyability SA)が開発した「エリオス(Elios)」という機体で、屋内狭小空間での飛行に最適な持っています。

このかごはカーボンファイバーで作られているため軽量で、設備などにぶつかってもドローン本体やプロペラが損傷を受けることはありません。また、ぶつかった物体を傷つけることもほとんどありません。

そのため、工場の天井裏やトンネルの内部、さらにはボイラーやタンク、圧力容器などの機器の内部にも進入して、飛行しながら内部の状況を映像で記録できます。

ドローンにはフルHDカメラや赤外線カメラ、28Wの高輝度LEDライトを搭載しているため、暗い場所でも最大で0.2mm/ピクセルという高解像度な映像を撮影できます。なお、撮影できる視野は垂直方向が215°、水平方向が130°となっています。

ドローンにはフルHDカメラや赤外線カメラ、28Wの高輝度LEDライトを搭載

ドローンにはフルHDカメラや赤外線カメラ、28Wの高輝度LEDライトを搭載

高輝度LEDライトを搭載しているため、暗い場所も鮮明に撮影できる

高輝度LEDライトを搭載しているため、暗い場所も鮮明に撮影できる

圧力容器など人間が入りにくい設備内も簡単に点検できる

圧力容器など人間が入りにくい設備内も簡単に点検できる

建物やトンネルの中は、GPS(全地球測位システム)が使えないため、飛行中に位置がわからなくなってしまうのではという心配もあります。

その点、このドローンには独自の制御機器を搭載しているため金属が多い場所でも「コンパスエラー」を出すことなぐ、

 

数百メートル先

 

まで飛ばすことができるそうです。

点検作業で「高所作業」や「狭小空間」、「酸素欠乏」などの言葉が出てきたら、これからはドローンによる点検を検討してみてもよさそうですね。

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