BIMによるFMがビッグビジネスへ!安井建築とトランスコスモスグループが協業

2018年6月20日

管理人のイエイリです。

BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)を活用した建物のFM(維持管理)の可能性は、かなり以前から唱えられてきましたが、いよいよ、本格的なビジネスとして動き出しました。

2018年4月26日付けの当ブログ記事では、安井建築設計事務所がIoTセンサーとBIMを連動された日本初の建築情報マネジメントシステム「BuildCAN(ビルキャン)」を開発したことをお伝えしました。

「BuildCAN」の画面。BIMモデル上に照度や温度、湿度、不快指数などが表示される(以下の資料:安井建築設計事務所)

「BuildCAN」の画面。BIMモデル上に照度や温度、湿度、不快指数などが表示される(以下の資料:安井建築設計事務所)

BuildCANのデータベースにインプットされたBIMモデル

BuildCANのデータベースにインプットされたBIMモデル

BuildCANの全体イメージ

BuildCANの全体イメージ

BuildCANが発表された当時は、安井建築設計事務所独自のビジネスでしたが、その後、強力な協業体制が構築されました。

その協業先とは、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

トランスコスモスグループ

 

なのです。

トランスコスモスは企業向けのITアウトソーシング事業を手がけ、東証1部上場、資本金290億6,596万円、グループ全体の従業員数は国内外合わせて約2万5000人という、まさに“IT界の巨鯨”ともいえる企業です。

そして、同社の子会社にはBIMや国土交通省のi-Construction関連事業で、技術力に定評のある応用技術があります。

今回の協業は、この3社ががっちりと連携し、BIMを活用したFM事業を強力に推進していこうというものです。

3社の協業による「BuildCAN」のサービス提供イメージ

3社の協業による「BuildCAN」のサービス提供イメージ

各社の役割ですが、安井建築設計事務所がビルオーナーなどユーザーの用件を整理して、全体をマネジメントします。トランスコスモスは、施設モデルの2D図面か3Dモデルへのデータ移行やデータの維持・更新を行います。

そして、応用技術はユーザーごとによりきめ細かく対応するためのシステムカスタマイズサービスを提供します。

3社の協業により、ユーザーの多様なニーズに対して中長期にわたってワンストップでFMサービスを提供できます。

今後、3社はBuildCANに建物のライフサイクルコストを分析するAI(人工知能)システムを融合させて、建物の状態や稼働状態などをコンピューター上で再現する「デジタル・ツイン」を開発し、

 

建物管理のIoT化

 

を図っていくそうです。

そうなると、バーチャルな環境で将来の修繕コストなどをいろいろとシミュレーションしたり、AIで最適な対策を検討したりすることができるので、建物の将来予測さえも可能になります。

安井建築設計事務所とトランスコスモスグループがタッグを組んだことで、BIMによるFMもいよいよビッグビジネスへと発展する一歩を踏み出したようですね。

このビジネスに興味のある方は、2018年6月27日に「業界初!ICTによる施設マネジメント・ワンストップサービスを徹底解説。ICTを活用した次世代の施設マネジメント手法のノウハウ・ドゥハウ」というテーマのWEBセミナーが開かれますので、視聴してみてはいかがでしょうか。なお講師は安井建築設計事務所ICT本部 本部長の繁戸和幸氏が務めます。

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