管理人のイエイリです。
昨日(2018年8月28日)、千葉・幕張メッセで「建設・測量 生産性向上展(CSPI-EXPO)」が開幕しました。主催者のウェブサイトによると、177社が幕張メッセの2ホールと広大な屋外展示場に出展するとのこと。
いったい、どんなイベントなのか会場に足を運んでみました。その結果、2つのホールを使った屋内展示場と広大な屋外展示場は多くの来場者であふれており、大盛況でした。
というのも、このイベントは初めての開催ながら、国土交通省が後援、建設・測量関連の協会や工業会など12団体が協力しており、
ナ、ナ、ナ、ナント、
事実上の“i-Construction展”
だったからなのです。
では、どんなものが展示されていたのか、ごく一部となりますが、ご紹介しましょう。
まずは、今後、ますます深刻化する人手不足に対応するための製品、サービスです。
例えば、工事に伴う地盤沈下などの計測は、施工管理者が測量機器をもって定期的に各部を測って回ることが一般的でした。展示場では、GNSS(全地球測位システム)とWi-Fi、携帯回線などを利用して自動的にデータを集計し、省人化を図るシステムがいろいろと展示されていました。
ドローン関係の展示はあちこちで行われていました。空撮による3D測量関連技術が、赤外線によって地上温度を平面図化した「オルソ画像」の作成技術など、さらに進化する兆しを見せていました。
このほか施工関係では、重機メーカー各社がi-Construction対応の新型バックホーや、ICT舗装用のアスファルトフィニッシャーを続々と製品発表していました。
このほか、バックホーにレーザースキャナーを搭載してリアルタイムに3次元出来形計測を行うシステムなどが目を引きました。
屋外展示場では、建機メーカーや測量メーカー、レンタル会社などがそれぞれのブースでICT建機を中心としたデモンストレーションを行っていました。
ロボットによる建機の遠隔操作システムと一緒に、さりげなく展示されていたのは、
AIによる作業員検知
システムでした。
いよいよ、施工管理の最前線でもAIを活用したシステムが登場しつつあるようですね。
細かく見るととても1日では回り切れない感じですが、i-Construction関連の最新テクノロジーがどこまで進化しているのかを知るには大変、参考になる展示会です。明日(8月30日)まで開催していますので、可能な方は会場に足を運んでみてはいかがでしょうか。