管理人のイエイリです。
分譲マンションに入居すると、湯沸かし器や換気扇、ガスレンジなどの取扱説明書をドカッと手渡されます。
サイズもまちまちでかさばるので、袋に入ったまま押し入れの奥に“死蔵”され、いざ必要な時には出てこない、ということも多々ありますね。
こうした不便を解消するため、東京ガスとトライグル(本社:東京都中央区)、東京建物の3社は、東京建物が販売する分譲マンション「Brillia一之江」(東京都江戸川区)で入居者向けの新サービスを協働構築しました。
ナ、ナ、ナ、ナント、
取扱説明書をスマホ
で一元管理し、いつでも見られるサービスなのです。(東京ガスのプレスリリースはこちら)
このサービスは、家電製品の取説を一元管理できるトライグルのスマホアプリ「トリセツ」をベースにしたもので、同社がシステム開発や保守運営を行います。
入居者は手持ちのスマホやタブレットにトリセツアプリをダウンロードすると、マンションに装備されている機器の一覧や取説を簡単に閲覧することができます。
自分で購入した家電製品などの取説も後で追加登録して見ることができます。
このほか、マンションの住所や共用設備の使い方、近隣情報など入居後に役立つ情報や、東京建物の「Brilliaオーナーズクラブ」公式サイトや東京ガスが提供する登録無料の会員サービスサイト「myTOKYOGAS」等にも簡単にアクセスすることができます。
このシステムによって、マンション事業者側は物件ごとの
設備機器情報を一元管理
できるようになり、入居者からの問い合わせに対する対応精度の向上が期待できます。
東京ガスはトライグルとの業務提携により、今秋からマンション事業者向けにこのサービスの本格販売を目指します。また、東京建物は今後、販売する分譲マンション「Brilla」シリーズに導入することを検討しています。
取説をスマホで一元管理できると、入居者にとってはこれまでやっかいだった紙マニュアルの置き場所が不要になり、いつでも見られるので大変、便利ですね。
「トリセツ」のウェブサイトを見ると、様々な家電製品の情報がアップされており、PDFの取説が付いているものもあります。今、持っている製品の取説だけでもダウンロードして、アプリで管理し、紙のマニュアルを捨てると、家のスペースを有効利用できそうですよ。
また、じゃまものだった取説を省スペースで有効活用できるようにし、さらには生きた情報まで提供する窓口に変身させたスマホアプリ「トリセツ」の着目点もすばらしいですね。