BIM確認申請、ドローンにも対応!GLOOBE 2019がBIMの活用範囲を拡大

2018年9月25日

管理人のイエイリです。

“日本のBIM元年”と言われた2009年から今年で早くも10年目を迎え、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)の活用範囲はますます広がっています。

そんな中、2018年10月17日に福井コンピュータアーキテクトは国産BIMソフト「GLOOBE」の最新版である「GLOOBE 2019」を発売することになりました。

国産BIMソフト「GLOOBE 2019」の製品イメージ(以下の資料:福井コンピュータアーキテクト)

国産BIMソフト「GLOOBE 2019」の製品イメージ(以下の資料:福井コンピュータアーキテクト)

今回のバージョンアップでは、BIMの活用範囲の広がりを象徴する様々な新機能が搭載されています。

その筆頭は、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

BIM確認申請への対応

 

なのです。

GLOOBE 2019に搭載された「BIM確認申請」対応機能

GLOOBE 2019に搭載された「BIM確認申請」対応機能

建築確認申請時にBIMモデルを提出することで、審査機関側も可視化や数量確認などBIMのメリットを活用して業務の効率化を図れるようにしたものです。GLOOBE 2019では、法的区画の性能編集コマンドを追加し、柱・壁・建具の区画種別情報の確認と編集ができるようにしました。

干渉チェックや複数の部署間、企業間での設計調整機能としては、構造BIMモデルをST-Bridge形式やIFC形式で読み込んで意匠BIMモデルと合成することで、柱、壁、梁、スラブの不整合を確認する機能が追加されました。

また、問題となっている干渉部分などを「BCFファイル」で読み込み、GLOOBE 2019の画面上で修正部分や指示内容を確認できるようにしました。

構造BIMモデルを意匠BIMモデルと比較する機能

構造BIMモデルを意匠BIMモデルと比較する機能

BCFファイルによる修正指示の表示機能

BCFファイルによる修正指示の表示機能

施工段階の「4Dシミュレーション」機能としては、施工ステップごとに色分け表示したり、特定の日の施工状態を表示しながらBIMモデルの編集を行ったりできるようにしました。

拡張された4Dシミュレーション機能。施工ステップごとに色分け表示することも可能になった

拡張された4Dシミュレーション機能。施工ステップごとに色分け表示することも可能になった

このほか、最近のBIM動向を取り入れた機能としては、ドローン(無人機)や3Dレーザースキャナーで計測した周辺地形や既存構造物の

 

3D点群データ

 

を読み込んで、BIMモデルと合体できるようにしました。

周辺の地形とBIMモデルを合わせて様々なシミュレーションやプレゼンテーションが可能になります。また、国土地理院の「景観地形データ」の標高タイルや写真画像でリアルな景観を表現できるようになりました。

BIMによって建築と土木構造物を一体化して検討する最近の設計の流れを、先取りした機能と言えそうですね。

3D点群データを読み込んで建物と周辺の地形などと合わせた検討が可能に

3D点群データを読み込んで建物と周辺の地形などと合わせた検討が可能に

景観地形データを読み込んでリアルな景観を再現できるようになった

景観地形データを読み込んでリアルな景観を再現できるようになった

同時発売される「GLOOBE VR Ver.3」では、VR(バーチャルリアリティー)環境で距離計測やBIMモデルの“写真撮影”ができる機能が追加され、対応VRゴーグルとして従来のHTC
ViveやOculus Riftのほか、安価で高性能なWindows MRにも対応しました。

Windows MR仕様のVRゴーグルにも対応した「GLOOBE VR Ver.3」

Windows MR仕様のVRゴーグルにも対応した「GLOOBE VR Ver.3」

気になるお値段ですが、年ごとに使用料を払うサブスクリプション制となっており、「GLOOBE 2019」の基本機能が年間14万4000円、「GLOOBE
VR Ver.3」が同42万円です。

いよいよ日本でも、BIMによる建築確認申請や、建物と土木構造物の一体的な設計が増えてくるのかなと、思わせるような機能の数々ですね。

 
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