パナソニックが中国ベンダーと協業!BIMソフト開発や現場用住宅、都市開発を推進

2018年9月21日

管理人のイエイリです。

パナソニックは、巨大な建材・設備企業であるだけでなく、最近は現場用の図面閲覧ソフト「Bluebeam Revu」の販売や建材設備の3Dモデル提供などで、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)界とのつながりも強化されつつあります。

パナソニックの法人向けウェブサイト

パナソニックの法人向けウェブサイト

先日、パナソニックから同社の強みを生かしながら、BIM関連事業に参入するというパワフルなプレスリリースが発表されました。

ナ、ナ、ナ、ナント、

中国最大手の建築ソフト会社

であるグロードン社(中国名称:広聯達科技股分有限公司、本社:北京市)と、バッテリーメーカーのリンクデータ社(中国名称:北京联动天翼科技股份有限公司、本社:北京市)と協業することで合意に達したというのです。

パナソニックとBIM関連事業について協業するグロードン社のウェブサイト

パナソニックとBIM関連事業について協業するグロードン社のウェブサイト

グロードン社の傘下にあるBIMソフト「MagiCAD」のウェブサイト

グロードン社の傘下にあるBIMソフト「MagiCAD」のウェブサイト

グロードン社は1998年に設立された中国最大の建築設計ソフトウエア会社で、BIMソフトが主力製品です。傘下にはBIMソフト「MagiCAD」を開発するプログマン社(Progman)があります。

現在はソフトの開発・販売のほか工事管理や入札管理、建築コンサルティングまで事業を広げています。

グロードン社のウェブサイトには、様々なBIM関連事業が紹介されている

グロードン社のウェブサイトには、様々なBIM関連事業が紹介されている

パナソニックはグロードン社とともにBIMを活用した高機能空間設計ソフトを開発します。建物ユーザーの健康や快適性に配慮して、建物を光や空気、水など7項目で評価する米国の建築環境指標「WELL認証」に対応するほか、最適な空調・照明などの設備機器の設計も行えるようにします。

さらにグロードン社とリングデータ社とともに共同で会社を設立し、中国各地の現場で働く

作業員向けの集合住宅

を開発し、2019年度の上期中に販売・レンタル事業を開始します。

この住宅には、パナソニックの断熱材や空気清浄機などの機器を導入し、騒音や空気の質などを改善した住環境を提供するそうです。

工事期間だけ現場近くに設けられるプレハブ住宅という感じでしょうか。パナソニックの建材・設備が存分に生かせそうですね。

また、3社は中国の大手デベロッパーとともに「共同イノベーションセンター」を設立し、新たな都市ソリューションも開発します。雲南省の省都、昆明市の大規模都市開発プロジェクトに参加するほか、中国の他の都市やアジア全体に提案を広げていくそうです。

ひょっとすると、この協業で開発された新たなBIMソフトが、日本に逆上陸してくるかもしれませんね。BIMの多様化がますます加速しそうです。

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