河川の状態はスマホで!国交省が川の水位情報サイトをリニューアル
2018年10月3日

管理人のイエイリです。

最近、日本列島は大きな台風に見舞われ、河川の増水による被害が目立っています。また、大雨の日に「川を見に行ってくる」といって、川に転落する事故もよく耳にします。

しかしながら、今、近くの川がどんな水位なのかを知っておくことは、早期の避難や対策を行ううえで欠かせませんね。

そこで国土交通省はこのほど、「川の水位情報」サイトをリニューアルしました。

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

スマホで水位やライブ映像

 

など、様々なリアルタイム情報を、自宅にいながら確認できるようになったのです。

川の水位情報サイト。バーコードでアクセスできる(以下の資料:国土交通省)

川の水位情報サイト。バーコードでアクセスできる(以下の資料:国土交通省)

このサイトでは「通常水位計」5253カ所と、洪水時の観測に特化した「機器管理型水位計」329カ所、そして「河川カメラ」2689カ所の情報の情報を、一つの画面から簡単にアクセスできるようになっています。

例えば、東京都内を流れる荒川周辺を見ると、きめ細かく水位計が配置されていることがわかります。10分ごとの水位の変化を、堤防までの高さや河川断面図上に表した図で確認することが可能です。

東京都内を流れる荒川周辺の水位計配置状況。ホームベース型のアイコンが通常水位計、水滴型のアイコンが危機管理型水位計

東京都内を流れる荒川周辺の水位計配置状況。ホームベース型のアイコンが通常水位計、水滴型のアイコンが危機管理型水位計

茨城県の「古河」ポイント。渡良瀬川の水位などが見られる

茨城県の「古河」ポイント。渡良瀬川の水位などが見られる

水位の変化を10分ごとに表したグラフ

水位の変化を10分ごとに表したグラフ

河川の断面図と水位の変化を数値で表したもの

河川の断面図と水位の変化を数値で表したもの

各観測ポイントによって、水位情報ほかライブカメラのリアルタイム映像や通常時の写真も見ることができます。

ライブカメラから送られてくるリアルタイム映像

ライブカメラから送られてくるリアルタイム映像

通常時の写真も見られるので、現在の水位がどれだけ高いのかもわかりやすい

通常時の写真も見られるので、現在の水位がどれだけ高いのかもわかりやすい

台風などで河川が増水したときには、水位によって観測ポイントの

 

アイコンの色が変化

 

するので、複数の観測ポイントの状況をまとめて知ることも可能です。

観測ポイントのアイコン色は平常時はブルーだが、危険が迫ってくるとだんだん赤に変わってくる

観測ポイントのアイコン色は平常時はブルーだが、危険が迫ってくるとだんだん赤に変わってくる

このサイトが整備されたおかげで、もう台風の中、川を見に行くといった危険を冒すことなく、自宅にいながらいつでも川の状態を監視できるので、いざというときに避難するかどうかを余裕をもって決断できそうですね。

危機管理型水位計は2018年度から順次、整備されているので、今後もどんどん増えていきそうです。

皆さんのスマホ画面にも、台風などに備えてこのサイトをブックマークしておいてくださいね。

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