管理人のイエイリです。
モルタル状の材料を使って、実物の建物などを造形するコンクリート3Dプリンターの活用が日本でも進みそうです。当ブログでも、既に大林組や大成建設、前田建設工業の取り組みを紹介してきましたが、ここにきてニューフェースが登場しました。
その企業とは、会沢高圧コンクリート(本社:北海道苫小牧市)で、本格的なコンクリート3Dプリンターを2018年の夏ごろ、
ナ、ナ、ナ、ナント、
本場、オランダから直輸入
していたのです。
この3Dプリンターは、オランダのサイビー・コンストラクション(Cybe Construction)製のクローラー付きの機種です。
会沢技術研究所の東大智さんによると、造形範囲は横2.5m×奥行き1.5も×高さ3mとのことです。
現在は札幌市内にあり、まだ実工事には導入されていませんが、これまでどんな用途に使えるかを検討してきたそうです。
2019年1月に東京ビッグサイトで開催された「第3回ロボデックス ロボット開発・活用展」でも、同社のブースで展示されたので、実物をご覧になった方もおられるかもしれませんね。
先日、3Dプリンターでなければ不可能なミッションに成功しました。
4月1日に、次の年号として「令和」が発表されましたが、この文字をモチーフにしたオブジェを
ナ、ナ、ナ、ナント、
発表後、2時間で造形
してしまったのです。
型枠なしで造形できる3Dプリンターの強みを存分に発揮した作品ですね。“お題”が出てからすぐにコンクリートでモノを作れるという用途は、私も気がつきませんでした。さすが、会沢高圧コンクリートの技術陣は、幅広い用途を考えているようです。
同社のプロモーションビデオでは、3Dプリンターを小型化して四つ足歩行ロボットに搭載したり、さらに大型化してクローラー付きの建機にしたりして、ドローンによる施工管理のもと建物を建設していくイメージが描かれています。
いよいよ、コンクリート3Dプリンターが日本の工事現場を変えていく時代に入ってきたようです