ドローンで風速・風向も計測!ストラトブルーが風力タービンの点検事業を開始

2019年8月20日

管理人のイエイリです。

風力発電所は高所での点検作業が多いため、ドローン(無人機)による点検に注目が集まっていますが、調査自体は比較的簡単なため参入しやすく、価格競争に陥りがちです。

そこで、このほどドローンによる風力タービンの点検サービスに乗り出したストラトブルーテクノロジー(本社:福島県南相馬市)は、画期的な技術で差別化を図ることにしました。

 

風力タービンを点検するドローン(以下の写真、資料:ストラトブルーテクノロジー)

風力タービンを点検するドローン(以下の写真、資料:ストラトブルーテクノロジー)

 

ナ、ナ、ナ、ナント、

ドローンで風速・風向

を計測する技術なのです。(ストラトブルーテクノロジーのプレスリリースはこちら

ドローンで計測した風速と風速計のデータ比較。ほぼ相関は取れている

ドローンで計測した風速と風速計のデータ比較。ほぼ相関は取れている

ドローンで計測した風向と風向計とのデータ比較。こちらもよく相関が取れている

ドローンで計測した風向と風向計とのデータ比較。こちらもよく相関が取れている

風速や風向の計測には、人工衛星からの電波を使って自動飛行を行うためのGNSS(全地球測位衛星システム)を使っています。

GNSSを使って、ドローンを特定の位置や高度に“固定”したホバリングを行わせると、風に流されるのを打ち消すように機体の位置を制御します。

このときの機体制御のデータなどをもとに、風速や風向を逆算して求めるという仕組みです。

上記のデータ比較は、DJIの「PHANTOM 4 PRO」型ドローンを使って行ったものですが、風速・風向計のデータとよく相関が取れていることがわかります。

そして同社では、この技術について

特許も取得

しています。(特許6371895号

このほか、同社では風力発電のタワーやタービンを点検するためのカメラも充実させており、1億画素の超高精細さを誇る「PhaseOne IXM100」型カメラや、ISO100万を誇る超高感度ズームと赤外線撮影ができるD-eyes製の「WCAM001」型カメラのほか、空中動画測量用デュアルカム「SCAM00X-RS」、ドローン用赤外線カメラ「DJI XT2」など、も用意しています。

1億画素の超高精細さを誇る「PhaseOne IXM100」型カメラ

1億画素の超高精細さを誇る「PhaseOne IXM100」型カメラ

ISO100万を誇る超高感度ズームと赤外線撮影ができるD-eyes製の「WCAM001」型カメラ

ISO100万を誇る超高感度ズームと赤外線撮影ができるD-eyes製の「WCAM001」型カメラ

赤外線カメラによる異常の発見例

赤外線カメラによる異常の発見例

環境エネルギー政策研究所の調べによると、太陽光発電と風力発電を合わせた発電量の占める割合は、2018年度に7.2%となり、水力発電の7.8%に迫る勢いになっています。

そして、今後は大規模な洋上風力発電所も、ますます増えてきそうです。ドローンによる点検ニーズは、これからも増える一方に違いありません。

 
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