3500ドルで「HoloLens2」が正式発売!墨出しや施工管理の現場が変わる

2019年11月8日

管理人のイエイリです。

ここ2~3年、現実空間にBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)などの3Dモデルを実寸大で重ねて見られるMR(複合現実)デバイス、「Microsoft HoloLens」の工事現場での活用が注目を集めています。

しかし、HoloLensを使いたくても、既に販売が終了しているため、各社は貴重な手持ちのHoloLensを使って、施工管理システムの開発や現場での活用を行ってきました。

 

福井県大野市内にある九頭竜川橋の工事現場で施工管理に使われたHoloLens(特記以外の写真:家入龍太)

福井県大野市内にある九頭竜川橋の工事現場で施工管理に使われたHoloLens(特記以外の写真:家入龍太)

そこに朗報が飛び込んで来ました。米国マイクロソフトでHoloLensの開発を担う“天才エンジニア”こと、アレックス・キップマン(Alex Kipman)氏は、ツイッターで

ナ、ナ、ナ、ナント、

HoloLens2が正式出荷

されたと、つぶやいたのです。(アレックス・キップマン氏のツイートはこちら

HoloLens2の正式出荷を告げるアレックス・キップマン氏のツイート(資料:ツイッターより)

HoloLens2の正式出荷を告げるアレックス・キップマン氏のツイート(資料:ツイッターより)

HoloLensの後継製品となるHoloLens2の特徴は、なんと言っても3Dモデルなどを表示するディスプレーが上下左右にそれぞれ2倍ずつ広がったことです。

つまり3Dモデルが見える範囲が格段に広がったことになり、現場での使い勝手がいっそう良くなります。

実はイエイリも、2019年10月にシンガポールで開催されたBIM関連イベント「The Year in Infrastructure 2019」(主催:ベントレー・システムズ)の展示会場で、HoloLens2を一足先に体験しました。

HoloLens2の展示ブース

HoloLens2の展示ブース

HoloLens2を体験中のイエイリ

HoloLens2を体験中のイエイリ

大きく広がったディスプレー部分

大きく広がったディスプレー部分

機器もスリム化され、軽くなり、この中にWindows10で動くコンピューターや電源など一式が収められているとは、信じられない監事でした。

HoloLens2を構成する部品(写真:Courtesy of Microsoft)

HoloLens2を構成する部品(写真:Courtesy of Microsoft)

HoloLens2のケースやパッケージ(写真:Courtesy of Microsoft)

HoloLens2のケースやパッケージ(写真:Courtesy of Microsoft)

気になるお値段ですが、HoloLens2の単体だと1台3500ドルとのこと。前機種のHoloLensは日本円で50万円以上したので、性能は大幅に上がったのに、価格は3分の2になったわけですね。

そして、このHoloLens2は、会議や打ち合わせのスタイルも変えそうです。マイクロソフトのクラウドサービス「Azure」のAI(人工知能)サービスと連携して、自分が話した言葉を

他国語に自動翻訳

し、バーチャルな自分(ホログラム上の自分アバター)で、自分の声のトーンまま身ぶり手ぶりしながら話すことができるのです。

日本語が話せないマイクロソフトのAzureマーケティング担当のJulia Whiteさんのアバター。生き生きと日本語で話すのにビックリ。画像をクリックすると、動画が見られます(資料:Courtesy of Microsoft)

日本語が話せないマイクロソフトのAzureマーケティング担当のJulia Whiteさんのアバター。生き生きと日本語で話すのにビックリ。画像をクリックすると、動画が見られます(資料:Courtesy of Microsoft)

HoloLens2の出荷が始まったことで、工事現場での活用がいっそう、増えそうですね。墨出しや出来形管理、維持管理などのツールとして、現場に常備されるのも遠くないかもしれません。

 
 ←記事に対するご意見、ご感想をどうぞ!


「建設ITワールドマガジン」無料購読受付中!最新設計手法「BIM」「CIM」の最新情報も充実!。現在の購読者数は部です。(携帯用のアドレスは登録できても配信されませんのでご注意ください

関連記事