管理人のイエイリです。
東芝エレベータは2012年から昇降機業界に先駆けて、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)によるエレベーターやエスカレーターの設計・施工サービスを提供してきました。
その全容は、「BIM 東芝昇降機設計・施工支援サービス」のウェブサイトにまとめられています。
このサービスが2019年11月5日に、さらにパワーアップされました。
BIMソフト「Revit」上で、、
ナ、ナ、ナ、ナント、
昇降機のBIMパーツを作成
してくれる国内初のアドインツール「BIM昇降機計画ツール」を無料公開したのです。(東芝エレベータのプレスリリースはこちら)
今回開発したアドインツールは、東芝エレベータの会員向けサイト内で無料ダウンロードできます。
専用インターフェースで昇降機の機種やスペックを指定すると、建物の基本設計に必要なBIMパーツを自動作成できます。
このほか建築計画でエレベーターの台数を算出するのに必要な「交通計算ソフト」やエレベーター乗り場の意匠デザインを検討できる「デザイン作成アプリケーション」も開発し、新サービス機能として追加しました。
さらに同社は、大容量のデータを効率的に交換することで、ユーザー企業と高度なBIM連携を実現するクラウドサービスも提供を開始しました。
ユーザー企業の施工BIMモデルに同社が提供する昇降機のBIMパーツを
自動で配置できる
「BIM連携ツール」が用意されているほか、建築データや昇降機のBIMデータなどを共有、交換、管理できます。
こうしたクラウドがあると、BIMモデルに昇降機を入力する際にBIMモデルをメールで送ったり、打ち合わせに出向いたりすることなく、お互い、オフィスにいながら高精度の設計がスピーディーに行えそうですね。
東芝エレベータは今後もBIMを活用した業務効率の向上や新たな価値の創造を目指していくとのことです。
BIMパーツはこれまで、1つ1つ手作りすることが多かったですが、スペックに合わせて自動作成してくれるのは、BIMの自動化の流れに沿ったものと言えそうですね。