世界最小・最軽量で低価格の大判インクジェットプリンター
「HP Designjet T520」を安藤建設が徹底評価(日本HP)

2013年1月29日
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「現場用に早速1台、購入したい」―――東京・芝浦の安藤建設本社に日本ヒューレット・パッカード(以下、日本HP)のA1プラス対応のインクジェットプリンター「HP Designjet T520 24inch ePrinter」(以下、T520)を搬入するやいなや、安藤建設の技術者はこう言った。A1の大判プリンターともなると、オフィスへの搬入にひと苦労することが多い。しかしコンパクトで軽量なT520は付属のキャスター付きスタンドに載せたまま、軽々とエレベーターで搬入できたのだ。安藤建設の技術陣はT520の機能や使い勝手を徹底評価した。

A1プラス対応のインクジェットプリンター
「HP Designjet T520 24inch ePrinter」
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安藤建設建築本部技術部に設置された日本HPのA1プラス対応インクジェットプリンター「HP Designjet T520 24inch ePrinter」

   A3とA1をスピーディーに使い分ける

 大判プリンターからA3判のカラーパースが出てきた。「色味はこれでよさそうですね。本番用のA1判でプリントしましょう」。安藤建設建築本部第1設計部の足立薫氏はそう言うと、T520に取り付けてあったA1判のロール紙をセットし、再度、パソコンに向かった。印刷ボタンをクリックしてから約1分後にはA1判のパースの印刷が完了した。

 T520にはA1などのロール紙のほか、A3ノビやA4などのカット紙を常時セットしておける専用トレイが搭載され、スピーディーに使い分けることができるのだ。

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A3サイズで色味などを確認(左)し、A1サイズで本番のプリント(右)。同じプリンターからの出力なので色味は全く同じだ

 「これまではA1は大判プリンター、A3以下は別のプリンターで印刷することが多かったのですが、プリンターが違うと色味も異なります。その点、T520は同じプリンターでA1とA3を手軽に使い分けられるので安心ですね」(足立氏)

 安藤建設建築本部には96人の設計者が在籍し、1日平均50枚もの大判の図面やパースを作成している。図面としては建築確認申請に使用する平面図や日影図、防火区画図、そして建物の外観を表す立面図などがある。

 「最近は図面に色を付けて印刷することが多くなりました。例えば配管やダクトなどの設備を色分けしたり、外装タイルの張り分けをタイルの色に従って色分けしたりすることで、図面がとてもわかりやすくなるからです」と、同社建築本部技術部副部長の松野義幸氏は説明する。

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最近増えてきたカラー図面を手にする建築本部のスタッフ。左から足立薫氏、松野義幸氏、江口正剛氏
 このほか、着工時に行う地鎮祭や内覧会の際には、カラーパースを社内で印刷している。1台でA3の資料もA1の図面も作成できるT520は、色味の確認だけでなく、大小様々な資料の色味を統一して出力できるという安心感がある。 

  世界最小・最軽量で高品質の大判プリンター

 T520の特徴は、A1プラス対応の大判プリンターとは思えないほどのコンパクトさだ。スタンド付きの状態でなんと幅987mm×高さ932mm×奥行き530mmという小ささだ。そして質量は34kgだ。

 驚くほどコンパクトで、A2サイズプリンターと同様の設置面積で最新の機能や付属品を標準搭載している。

 別売りが普通だったキャスター付きスタンドが標準で付属しているほか、Wi-Fi機能や有線LAN用の端子も付属している。

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A1サイズ対応ながら幅は1mを切ったT520。オフィス内のちょっとしたスペースにも置ける

 これまでのA1サイズ対応の大判プリンターは、エレベーターで運ぶときにそのままでは乗せられず、スタンドを外し、さらに本体を斜めにする必要もあった。ところがコンパクトなT520は、通常の台車と同じように安藤建設のエレベーターに乗せて運ぶことができたのだ。

 「有線・無線のLANで簡単に共有でき、エレベーターに乗せてどの階にも移動できるのでプロジェクトチームごとに1台置いてもいいかもしれませんね」と建築本部技術部の江口正剛氏は語る。

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奥行きはわずか530mmなのでオフィスにすっきりと収まる(左)。キャスター付きスタンドが標準付属しており、移動も簡単だ(右)

  成果品の作成に十分な印刷品質

 次に高速に高精細の図面やパースを印刷するために、1GBのメモリを搭載し、最小のデータ量で高精度な線画再生ができる「HP-GL/2」に標準対応していることが挙げられる。A1サイズのカラー線画を印刷する時間は最大約35秒と前世代機より36%も高速化した。

 「ワークステーション本体にいいマシンを使っても、最終成果品としては紙に印刷した図面やパースになります。最終成果品のクオリティーを大事にしているので、プリンターなど出力装置選びには神経を使っています」と松野氏は言う。

 「T520で出力した図面は、細かい部分まで線がくっきりと印刷され、印刷品質は当社でも合格のレベルです。また、光沢紙を使って印刷すると、高品質の大判パースが作れ、地鎮祭や内覧会などでも施主に安心して見せられます」(松野氏)。

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鮮やかなカラーパースの印刷例(左)と細かい線や文字までくっきりと印刷された図面(右)
 プリントヘッドには長寿命の「ロングライフプリントヘッド」を採用しているため、プリンターの寿命がくるまでの間、交換するケースは少ない。また、インクは「HP711インクカートリッジ」を使用している。これまで大判プリンター用のインクは、特別な販売店で注文して配達してもらうことが多かったが、「HP711」は大判プリンターとしては量販店などでも入手しやすいインクカートリッジを採用している。

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「HP711インクカートリッジ」は量販店などでも販売。
入手しやすい

  オールインワンで価格はなんと17万円台

 コンパクトなサイズで成果品の作成に耐える印刷品質、そしてスタンドなど豊富な標準付属品と3拍子そろったT520はオープン価格だ。実売価格の参考例として、日本HPが運営する販売サイト「HP Directplus」では、なんと17万8000円(税抜)という低価格で購入が可能だ。

 そして、CAD図面などをクラウド上で共有し、世界中どこでも同じ図面を出力できる「HP Designjet ePrint&Share」のサービスにも対応している。このサービスを利用すれば、T520をインターネットに接続するだけで、すぐにほかのオフィスと連携した業務が可能になる。国内外の現場やプロジェクト単位の事務所の生産性向上にも役立ちそうだ。

 「スタンドなど様々な標準付属品が付いていて20万円を切るというのは、驚きました。社内では上級機種のHP Designjet T7100を導入して使っていますが、この価格なら予備機としても使えそうです」と松野氏は感想を語った。

 大判プリンター、HP Designjetシリーズは、これからも安藤建設の建築設計部門で、多様な印刷ニーズにこたえていくだろう。

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20130129ANDO-image13.jpg Company Profile


安藤建設株式会社
本社 東京都港区芝浦3丁目12番8号
資本金 89億8552万円(平成24年3月末現在)
従業員数 1393人(平成24年3月末現在)
創業 1873年
事業内容 土木建築の請負、設計、監理およびコンサルティング業務、不動産業など
URL http://www.ando-corp.co.jp/

 

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