清水建設の病院現場で活躍するA0大判複合機「T830 MFP」
余裕のスピードとサイズで技術者をサポート(日本HP)

2016年7月10日

東京都内で病院を施工する、清水建設の現場事務所の一角に、日本HPの大判複合機「HP DesignJet T830 MFP」(以下、T830 MFP)が置かれている。A1サイズ程度かと思うくらいのボディーだが、実はA0プラス対応のインクジェットプリンターと、カラースキャナーがコンパクトに収められているのだ。清水建設の技術者が導入後の感想を語る。

日本HPのA0プラス対応大判複合機「HP DesignJet T830 MFP」で印刷した図面で施工管理を行う清水建設の施工管理技術者

日本HPのA0プラス対応大判複合機「HP DesignJet T830 MFP」で印刷した図面で施工管理を行う清水建設の施工管理技術者

   A1クラスの本体に収まったA0プラス対応の複合機

清水建設が東京都内で建設中の工事現場に、日本HPの大判複合機「HP DesignJet T830 MFP」がやってきた。A0プラス対応のインクジェットプリンターとカラースキャナーを備えていながら、現場事務所奥の細長いスペースにこぢんまりと収まっている。

清水建設の現場事務所に置かれた「HP DesignJet T830 MFP」。A0プラス対応の大判複合機でありながら、大きさは従来のA1サイズ機ほどのコンパクトさだ

清水建設の現場事務所に置かれた「HP DesignJet T830 MFP」。A0プラス対応の大判複合機でありながら、大きさは従来のA1サイズ機ほどのコンパクトさだ

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清水建設東京支店建築第三部
齋藤直樹さん

「今日も昼休みが終わる間際にA1サイズの図面を3枚ほど印刷しました。A0サイズのT830 MFP はA1図面をそのままの向きで印刷できるので、以前、使っていた大判プリンターよりもスピーディーに印刷できます。そのため、職人さんが現場に出掛ける前に図面を渡すことができました」と、この現場で施工管理を担当する清水建設東京支店建築第三部の齋藤直樹さんは語る。

これまでのA0プリンターは、A1プリンターよりサイズが一回り大きく、かなりかさばる感じだったがT830 MFPは幅1403mm×奥行き629mm×高さ1155mmと、従来のA1プリンター並みの大きさだ。スペースが限られた都心の現場事務所でも無理なく使える。

大判スキャナーは最大914mm×8000mmまでの原稿を読み取ることができる。ロール用紙のセットやスキャンなどの作業は、本体の前と上から行えるようになっている。両側や背面が壁などにくっついていても、すべての機能を使える設計になっているのだ。

最大914mm×8000mmまでの原稿を読み取れる大判スキャナーを装備

最大914mm×8000mmまでの原稿を読み取れる大判スキャナーを装備

 

   設計変更の多い病院を短工期で施工

建物は地上9階、床面積は約1万5000m2という規模だ。これだけの規模の建物を、着工してから引き渡しまで約1年という短工期で施工している。少しでもムダな時間はなくしたい。

しかも病院の建物は、オフィスビルやマンションなどに比べて、配管や空調、電気などの設備が非常に複雑だ。設備の使い勝手によって、医師など医療従事者の作業効率は大きく左右される。

朱書きによる図面の修正作業

朱書きによる図面の修正作業

朱書き図面をA1判のままスキャンできるので、設計変更の指示を工事関係者に送る作業もスピーディーになった

朱書き図面をA1判のままスキャンできるので、設計変更の指示を工事関係者に送る作業もスピーディーになった

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清水建設東京支店建築第三部
堀内慎一郎さん

そのため、意匠、構造、設備をまとめた総合図という図面も、非常に複雑だ。医師から水回りやコンセントの位置を変更してほしいと頼まれることもしばしばある。こんなとき、設計変更などを工事関係者にスピーディーに連絡できるのは、A0判のスキャナーを搭載したT830 MFPの強みだ。朱書きした図面をそのままスピーディーにスキャンし、メールで関係者に送れるのだ。

設計変更を設計者や専門工事会社にスムーズに伝達し、現場の施工につないでいくためには、従来のように図面を切り分けてA3判のファクスを送る方法では間に合わない。

「特に、短工期が求められるこの現場では、図面の印刷やスキャンがスムーズなので、仕事がはかどります」と清水建設東京支店建築第三部の堀内慎一郎さんは語る。

   大きな図面、資料が施工管理の質を高める

この建物は、強固な構造部材に支えられている。基礎のコンクリートには鉄筋やアンカーなどの金物類がぎっしりと配置され、その上には鋼管コンクリート柱(CFT)が立つ。

「T830 MFPは、こうした細かい構造部分の図面もシャープに印刷できます。また、施工する専門工事会社からは、大きな図面に出力してほしいと、よく頼まれます。現場内にラミネート加工した大きな矩計図などを掲示するのも、施工を効率化させるのにいい方法かもしれません」と齋藤さんは言う。

鉄骨や鋼管コンクリート柱からなる構造部材

鉄骨や鋼管コンクリート柱からなる構造部材

T830 MFPなら細かい構造部分の線をシャープに印刷できる

T830 MFPなら細かい構造部分の線をシャープに印刷できる

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清水建設東京支店建築第三部
大畑雄一工事長

また清水建設東京支店建築第三部の大畑工事長は「T830 MFPで出力するのは図面だけではありません。現場で働く職人さんは年配者も多いので、仮設の計画や工程表なども大きく印刷した方がありがたいと言われます」と言う。

「今後、工程が進んで仕上げ段階に入ると、仕切り壁や家具、内装材などの位置決めをする墨出し作業に使う図面や、細かい矩計図を大きく印刷する必要も出てくるでしょう。また、家具などは1分の1縮尺で印刷することが求められる場合もあります。実際に手の大きさや背の高さを実寸のカウンターの図面などと比べて、使い勝手を検討するためです」(大畑工事長)。

日ごろ、現場での施工管理にはA0判の図面を使うことはあまりないが、いざというときにA0判で印刷できると、こうした用途にも柔軟に対応できるので安心だ。

   現場での運搬、使用に安心なハードプロテクトカバー

T830 MFPには、そして、ほこりっぽい場所や凹凸のある床面上での輸送など、現場特有の使用条件を考慮して、「ハードプロテクトカバー」もオプションで用意されている。工事現場で大判複合機を使うとき、どんな効果があるのだろうか。

オプションのハードプロテクトカバーを付けると、プリンターやスキャナーの開口部は完全に覆われる。現場への搬入や、現場事務所の引っ越しもラクラク

オプションのハードプロテクトカバーを付けると、プリンターやスキャナーの開口部は完全に覆われる。現場への搬入や、現場事務所の引っ越しもラクラク

ハードプロテクトカバーには、現場内で運びやすいように大きなタイヤのキャスターを備えているほか、プリンターやスキャナーの開口部を完全に覆うカバーが付いている。

堀内さんは「狭い工事現場では、工程が進むにつれて事務所を移動する場合もあります。そんなとき、ハードプロテクトカバーがあると、安心して自分たちで運べるので便利です」と言う。

「工事現場は砂ぼこりが多い。そのため、使わないときはカバーを閉めておくと安心です」と大畑工事長は言う。

現場事務所内でも意外と砂ぼこりは多い。使わないときはカバーを閉めておくと安心だ

現場事務所内でも意外と砂ぼこりは多い。使わないときはカバーを閉めておくと安心だ

   タブレットとクラウドの活用でさらなる効率化にも期待が

T830 MFPは、クラウドに直接接続することができる。この機能を使うと、スマートフォンやタブレット端末から、遠隔操作で図面を選び、印刷することができるのだ。

現場で職人さんに作業指示をするときに、タブレット端末上に図面を表示させて説明するのと同時に、図面の印刷ボタンも押しておく。すると現場事務所の大判複合機では、すぐに図面の印刷が始まり、事務所に戻ったときには既に図面ができているというわけだ。

急ピッチでの施工が続く現場。作業のムダは最小限に抑える必要がある

急ピッチでの施工が続く現場。作業のムダは最小限に抑える必要がある

T830 MFPが1台、現場事務所にあると、図面にかかわる業務が効率化されることになる。

「T830 MFPは大きな図面の印刷やスキャン、コピーをスピーディーかつ正確に行えるので、図面を扱う業務でストレスを感じません。その余裕が、施工管理に求められるQ(品質)、C(コスト)、D(工期)、S(安全)、E(環境)のすべてにも好影響を及ぼしてくれそうです」と大畑さんは締めくくった。

T830 MFPで図面を扱う業務が効率化されると、施工管理の業務全体にプラスの効果が生まれそうだ

T830 MFPで図面を扱う業務が効率化されると、施工管理の業務全体にプラスの効果が生まれそうだ

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