世界初のミニワークステーションは持ち運べる
HP Z2 Mini G3 Workstationが変えたBIM活用術(日本HP)

2017年5月17日

日本HPが発売した世界初のミニワークステーション「HP Z2 Mini G3」は、大きなBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)モデルもサクサク動くデスクトップ型のワークステーションだ。軽量でコンパクトなため、オフィスでの設計作業はもちろん、カバンに入れて気軽に持ち運び、客先でのプレゼンテーションを行うといった使い方もできるのだ。横松建築設計事務所(東京・宇都宮)が実践する、HP Z2 Mini G3による新しいBIM活用術を直撃取材した。

日本HPが発売した世界初のミニワークステーション「HP Z2 Mini G3」でBIMソフトを活用する横松建築設計事務所 専務取締役の横松邦明氏

日本HPが発売した世界初のミニワークステーション「HP Z2 Mini G3」でBIMソフトを活用する横松建築設計事務所 専務取締役の横松邦明氏

   デスクトップ機をカバンに入れて客先プレゼンに

横松建築設計事務所(東京・宇都宮)で専務取締役を務める横松邦明氏は、以前、モバイル型ワークステーションを使って客先でのプレゼンを行っていた。その方法が日本HPの「HP Z2 Mini G3」ワークステーションを導入してから変わった。

このデスクトップ機を、そのままカバンに入れて、客先まで出掛けるようになったのだ。

HP Z2 Mini G3をカバンに入れ(左)、横松建築設計事務所のオフィスを出発する横松邦明氏(右)

HP Z2 Mini G3をカバンに入れ(左)、横松建築設計事務所のオフィスを出発する横松邦明氏(右)

プレゼンの会場に出掛けると、カバンの中からワークステーションや電源、キーボードなどを取り出し、客先が用意したプロジェクターやモニターに接続する。そしていつものように、プレゼンを行うのだ。

客先でカバンから取り出したワークステーションや電源、キーボードなど

客先でカバンから取り出したワークステーションや電源、キーボードなど

   1.6ギガバイトのフルBIMモデルもサクサク

先日も、ある大規模な建物の意匠、構造、設備がぎっしりと入ったフルBIMモデルでプレゼンを行った。ファイルの大きさは1.6GBにも上った。

このような大容量のフルBIMモデルを扱うためのマシンは、高性能のCPUやグラフィックボード、十数GBのメモリーを搭載したデスクトップ型のワークステーションが理想的だ。

しかし、これまではBIMモデルを使って客先でプレゼンテーションするためには、持ち運びしやすいモバイル型のワークステーションを使わざるを得なかった。

客先のモニターやプロジェクターを借りてプレゼンすることも

客先のモニターやプロジェクターを借りてプレゼンすることも

「これまではBIMモデルから一部のモデルを削除して容量を落としたり、ビューワー用のデータに書き出したりする必要がありました。ところが、HP Z2 Mini G3を導入してからはオリジナルのBIMモデルをそのまま一緒に持って出掛けられるようになりました」と、横松氏は語る。

「その効果は絶大です。1.6GBのフルBIMモデルでも、拡大・縮小や回転などは画面がカクカクすることなくスムーズで、ウオークスルーもサクサクと動きます。さすが、デスクトップ機のパワーは違います」(横松氏)。

意匠、構造、設備のデータがぎっしりと入ったフルBIMモデルの例

意匠、構造、設備のデータがぎっしりと入ったフルBIMモデルの例

   “Small, but Powerful”がキャッチコピー

日本HPが発売した「HP Z2 Mini G3」は、「Small, but Powerful(小さくてもパワフル)」をキャッチコピーに開発された”世界初のミニワークステーション”。本体重量は約2kgでモバイル型ワークステーションより軽いくらいだ。

しかし、性能は本格的なデスクトップ型ワークステーションにひけをとらない。CPUは4コアのインテルXeonプロセッサー E3v5、グラフィックボードはNVIDIA Quadro M620、ECC対応のメモリーを最大32GBまで搭載できる。

電源はモバイルワークステーションと同様に、ACアダプタータイプとなっている。筐体(きょうたい)内部から電源を外だしにしたため、ワークステーション本体を小型化でき、電源からの熱もこもらないというメリットがある。

こうした小型化の努力により、日本HPがこれまで発売してきた「SFF」タイプの省スペース型ワークステーションと比べて、体積を約1/5に小型化することができたのだ。

HP Z2 Mini G3の重さは約2kgとモバイル型ワークステーションより軽いくらい

HP Z2 Mini G3の重さは約2kgとモバイル型ワークステーションより軽いくらい

コンパクトな筐体にはCPUやメモリー、グラフィックボードなどがぎっしりと配置されている。冷却用ファンも、グラフィックボード用とCPU用を搭載

コンパクトな筐体にはCPUやメモリー、グラフィックボードなどがぎっしりと配置されている。冷却用ファンも、グラフィックボード用とCPU用を搭載

小型でもインターフェースは充実。拡張性も備えている

小型でもインターフェースは充実。拡張性も備えている

「私の場合、メモリーは16GB、ディスクはM.2タイプのSSD、OSはWindows10で、BIMソフトは最新版のARCHICAD 20を使っています。BIMソフトが最新版になると、動作スピードも遅く感じることもありますが、これまで使ってきたパソコンに比べて最もスムーズに動作します」と横松氏はBIMソフトとHP Z2 Mini G3との相性の良さも指摘する。

   デザインにこだわったワークステーション

ワークステーションはこれまで、計算速度やメモリー容量などのハードとしての性能が第一で、外観にはあまりこだわらないというのが常識だった。しかし、意匠的な創作作業を手がける建築設計者は、使う道具のデザインにもこだわりたい。

その点、HP Z2 Mini G3は、ゲーム機をもイメージさせるスタイリッシュな外観だ。その理由は、パソコンやワークステーションの設計に工業デザイナーを起用し、設計者のツールとして美しいデザインを施した「プレミアムモデル」の1つだからだ。

「所有していてカッコイイと思えるワークステーションです。特に四隅の吸排気口となるスリットの部分が気に入っています。これだけのデザインなら、リビングルームに置いても違和感はありません。壁に掛けた液晶モニターに本体をつないで、キーボード、マウスを無線でつなぐと、自宅でもスマートに仕事ができそうです」(横松氏)。

四隅にある吸排気口など、見えにくい部分までこだわりのデザインが施されている

四隅にある吸排気口など、見えにくい部分までこだわりのデザインが施されている

   次世代のBIMユーザーも応援

横松氏がBIMを手がけてから今年で10年目となる。横松建築設計事務所には最近、若い所員が増えている。

彼らは所内用に開発したテンプレートやBIMパーツの蓄積、効率的な教育カリキュラムの導入によって、2~3ヶ月という短い期間でBIMソフトの使い方を習得し、すぐに実施設計のBIMモデル作成を行えるレベルにまで上達する。

横松氏自身も、住宅から店舗、保育・医療施設、葬祭施設まで、幅広い設計業務を手がける一方、専門学校や講習会の講師などを通じてそのノウハウを新しいBIMユーザーの育成に取り組んでいる

建築カフェでのBIM勉強会で講師を務める横松氏(左端)

建築カフェでのBIM勉強会で講師を務める横松氏(左端)

2017年4月には、栃木県など北関東周辺で若手建築家や建築関係の自治体職員の育成を目指すNPO法人「とちぎ建築応援隊」(事務局:栃木市、入野昌明理事長)を設立し、副理事長として参加した。応援隊では定期的に「建築カフェ」という勉強会を開催し、BIM講習のために6台のモバイルワークステーションHP ZBook Studio G3やBIMソフトも導入した。

「建築カフェでも、横松建築設計事務所でのARCHICAD使用に実績のある日本HPのモバイルワークステーションを採用しました。私たちの経験から自信を持って勧められるからです」と横松氏は語った。

BIMソフトを駆使する横松建築設計事務所のオフィス。ワークステーションはすべて日本HP製のものを使用している

BIMソフトを駆使する横松建築設計事務所のオフィス。ワークステーションはすべて日本HP製のものを使用している

【問い合わせ】
株式会社 日本HP 東京都江東区大島2-2-1
HP Z2 Mini G3詳細情報はこちら
TEL : 00120-436-555
ホームページ : http://www.hp.com/jp/workstation