次世代の BIM を実現するクラウドサービス「Autodesk BIM 360」 を発表
2012年7月2日

~ 建設、土木、インフラプロジェクトへの時間と場所を問わないアクセスを提供
7 月 18 日開催の Autodesk University Japan 2012 でサービスの詳細を披露 ~

【米国カリフォルニア州サンラファエル:2012 年 6 月 18 日(現地時間)発】

米国オートデスク社 (本社:米カリフォルニア州サンラファエル、社長兼 CEO :カール・バス) は本日、次世代の BIM (ビルディング インフォメーション モデリング)を実現する「Autodesk® BIM 360 」(オートデスク ビム 360 )を発表しました。複数のクラウドサービスから構成される Autodesk BIM 360 は、建設・土木・インフラのプロジェクト ライフサイクル全体の情報への、時間と場所を問わないアクセスを提供します。このサービスは Autodesk Building Design Suite (オートデスク ビルディング デザイン スイート)や Autodesk Infrastructure Design Suite (オートデスク インフラストラクチャ デザイン スイート)などの、設計/施工/維持管理のための BIM ソリューションとの連携を実現します。3D モデルをベースとしたインテリジェントな BIM の手法により、迅速で経済的かつ環境への負荷を抑えた建設/土木・インフラ プロジェクトの遂行をサポートする知見を獲得できます。

Autodesk BIM 360 を通じ、オートデスクは BIM のプロセスをクラウド上で展開します。設計モデルの調整やインテリジェントなデータの交換など、多岐にわたるコラボレーションを実現する新しいクラウドサービスは、施主、建築家、エンジニア、施工者によるリアルタイムのコラボレーションを実現し、建設/土木・インフラ プロジェクトのデータ管理・共有の方法を革新します。Autodesk BIM 360 は、土木のエンジニア、交通や都市の計画に携わるプロフェッショナル向けに新しい、クラウドのサービスを提供することで、地理的に離れたチーム同士のコラボレーションを促進し、設計コンセプトの探求、提案書の作成とレビュー、そして実現可能性の評価を行うことが可能です。

オートデスクは、建設業界向けにクラウドやモバイルによる現場管理ソフトウェアを提供する Vela Systems 社の買収を 2012 年 6 月に発表しました。Vela 社と Autodesk BIM 360 の技術融合により、実際の作業現場に BIM の手法を取り入れ、そして、品質・安全性・性能検証チェックリストや計画書・設計図の共有などのプロセスを自動化できます。Autodesk BIM 360 は、レンダリングによる素早い可視化の機能や、エネルギー解析と構造解析向けの高速なシミュレーション機能を提供するなど、高い負荷のかかるコンピューティング作業をクラウドに移行させることで、プロジェクト全体を高速化します。さらに、施主向けには、BIMモデルを通じた維持管理に関する包括的な情報を提供し、プロジェクトの引き渡しと建造物のライフサイクル全般をサポートします。

今回の Autodesk BIM 360 の発表は、昨年 12 月に日本でも発表された、クラウドを通じた高い演算能力により、設計、可視化、シミュレーションの方法を大きく刷新するクラウド プラットフォーム「 Autodesk 360 」に大きな前進をもたらすものです。

サービスの提供開始予定日

Autodesk BIM 360 は現在、英語版のみの提供で、その他の言語については近日中に提供される予定です*。Autodesk Infrastructure Design Suite 2013 と Autodesk Building Design Suite 2013 のサブスクリプション ユーザには通常機能に加えて特別機能が提供される予定です。今回の発表に関する詳細は、以下 URL (英語サイト)をご覧ください。
http://usa.autodesk.com/adsk/servlet/pc/index?id=19729180&siteID=123112

*日本語版の提供開始時期は未定です。

Autodesk BIM 360 を含む、Autodesk 360 に関する詳細は下記 URL をご覧ください。
https://360.autodesk.com/landing

 

Autodesk University Japan 2012 で Autodesk BIM 360 の詳細が明らかに

2012 年 7 月 18 日(水)にロイヤルパークホテル(東京都中央区)で開催される「Autodesk University Japan 2012 」では、「AEC Keynote BIM – 今までの建築設計、建設・施工の手法から未来の手法へ移行しましょう」と題したKeynoteセッションを行い、今回発表された Autodesk BIM 360 の概要を含めた最新情報を紹介します。この機会にぜひ、オートデスクが提供する最新の建設/土木・インフラ業界向け BIM ソリューション、クラウド ソリューションの詳細を体感してください。
AEC Keynote、ならびにその他の建設/土木・インフラ業界向けセッションの詳細は下記 URL をご覧ください。
http://www.myautodesk.jp/auj12/track_C.html

 

以上

 

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