「ThinkStation E30 モニターレポート」に飯田善彦建築工房様を掲載
2012年8月6日

 

2012年2月に実施した「SMB向けCAD応援モニターキャンペーン」に当選されたお客様からお寄せいただいた、ThinkStation E30のモニターレポートをご紹介します。ご協力いただきました皆様に感謝申し上げます。

株式会社飯田善彦建築工房様

ThinkPad T42
 
ThinkPad T42

約8年前になるが、当時大学院の卒業を控え修士設計に取り組むため、ThinkPad T42を購入した。初めてのWindowsで、どの機種も同じように見えるなか、黒く質実剛健なデザインは異色であり、無骨なヒンジと角ばった筐体は少々古風にも見えたが、道具としての説得力を持ち合わせていたから選んだことをよく覚えている。

その後仕事から日常のエンターテイメント使いまで広く活躍し、当時はほぼ毎日持ち歩いていたように記憶している。T42は、TFT液晶のバックライトの経年劣化により交換こそしたが、今でも傍らに置いて現役で活躍している。

そんな記憶から、現在の事務所での備品導入においてもワークステーション、モバイルノート共にThinkStation、ThinkPadシリーズを基本に採用している。なによりも信頼性が高いこと、永くにわたりそのコンセプトを変えずに製品を作り続けられていることが魅力だろう。このたび最新のE30を試用する機会を頂いたので、気づいたことを書き留めてみようと思う。

昨今、ワークステーションと呼ばれるハイスペックなPCを導入するシーンは限られている。コンパクトなデスクトップマシンあるいはノートマシンでもほとんどの作業はこなせるからだ。
私たち設計事務所は、日常的にCADによる作図、各種オフィス製品による書類作成業務、そして3DCGによるイメージの作成、プレゼンテーションやコンペに提出するためのDTP業務、近年では温熱環境のシュミレーションなど、あらゆる業務をコンピューターに依存して行う。そして不定期かつ頻繁に訪れる締め切り前には、これらの業務を平行して進めつつ、提出間際まで何度もブラッシュアップを行い仕上げていく。そのような状況において、ワークステーションは、その能力を安定して発揮する。今回の試用期間においても、いくつかの締切を乗り越えたが、一切のトラブルや不安定な兆候を見せることはなかった。

株式会社飯田善彦建築工房様

そしてもう一つ、重視している点は静粛性だ。ファンレス構造なのかは定かではないが、負荷がかかる作業を続けていても、騒音に悩まされることはない。筐体デザインが秀逸で、自然換気あるいは放熱設計が的確に機能していることが想像される。この点は省エネ効果や本体寿命を延ばすことにも貢献するだろう。

大型のモニタでは視点が近いため、上下方向に視野角のゆとりがないとつらいことが多いが、この点も色むらが少なく扱いやすい。
唯一要望を挙げるとすれば、キーボードだ。ThinkPadでは伝統的にそのキーボードの質の高さが評価されてきたが、ThinkStationに付属するキーボードは、その質感とは異なる。キーボードに対するこだわりは人それぞれであり、現状でも問題があるわけではないので、ぜひとも上位モデルとしてキーボードの選択ができるようにしてほしいと思う。とはいえ、各社凌ぎを削るローエンドワークステーションの中でE30・ThinkVisionともに大変コストパフォーマンスが高く、そして間違いのない選択であり、今後も継続的に導入を進める予定である。

全文はレノボ・ジャパンのウェブサイトで。

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