第11回 3D・VRシミュレーションコンテスト・オン・クラウド、ノミネート作品発表
2012年9月10日

フォーラムエイトは、第11回 3D・VRシミュレーションコンテスト・オン・クラウド、ノミネート作品を下記のように発表し、クラウド投票を9/7~9/17まで実施している。

 

No.1  「点群データを用いたまちなみ修景計画シミュレーション」
 九州オリエント測量設計 株式会社
 

当該データは、長崎市の寺町通りにおける修景計画の中で当社が、点群データを基にサンプルイメージとして作成したものである。具体的な整備内容は、速度抑制の為の車道幅の縮小、歩道の拡幅、歩車道の舗装の変更(石畳または、石畳風)、歩車道境界柱の設置、電柱の色の変更(茶色)、石垣のライトアップ等である。

No.2  「VRシミュレーションを活用した超小型EV車シェアリングシステム企画」
 トヨタ自動車 株式会社
 

豊田市低炭素社会システム実証プロジェクトにおいて移動(交通)分野として取り組み中のアイテム。現地調査に基づくリアリティの高い仮想街に車両と駐車・充電ステーションを仮想的に配置し、元の街並みとの融合性や車両貸出・返却時の手順、ユーザの動線設計などの基本サービス企画の検証確認に活用中である。

No.3  「昭和27年当時の大牟田市内線路面電車軌道及び沿線の復元」
 井尻 慶輔 氏
 

かつては大牟田市内で市民の足として親しまれていた大牟田路面電車市内線の活躍当時の姿を復活させ、お年寄りをはじめ市民の方々に広くご覧頂き、炭鉱が盛業であった当時の大牟田の街路をカラー映像かつ自由な視点で再現した。

No.4  「北陸新幹線「飯山駅」前まちづくりシミュレーション」
 飯山市役所 建設水道部 まちづくり課/新幹線駅周辺整備課
 

平成26年度末に開業が予定されている北陸新幹線飯山駅を契機に駅周辺に整備される駅前広場などの公共施設や、同時期に城築450年を迎えるまちのシンボルである飯山城の公園の整備など豊かな自然と都市機能が融合、未来の飯山市がシミュレーションされているVR。ワークショップやフォーラムなどでもこのVRが登場し、市役所、住民が一体となって取り組む街づくりの重要な役割を果たしている。

No.5  「VRによるトンネル管理者向け訓練システム」
 BMIA(フランス)
 

G'Val(トンネル管理者訓練システム:BMIA社)のシステムの中で、FORUM8のUC-win/Roadが現実的且つインタラクティブな3D環境の中での交通や歩行者をシミュレート。あらかじめ設定されている交通量、車両のスピード、信号そして環境条件(時刻、地理的位置、天候、ライトなど)に従い交通生成を行う。高速道路やトンネルでの作業員たちの現実の作業を正確に反映したVRベースのトレーニングシステムの開発が目的。

No.6  「ITSスポットサービス体験シミュレータ」
 JEITA(一般社団法人 電子情報技術産業協会)
 カーエレクトロニクス事業委員会/カーエレ機器普及促進専門委員会
 

道路に設置された「ITSスポット」とクルマ側の「ITSスポット対応カーナビ」との間で高速・大容量通信を行ない、広域道路交通情報、画像等の提供により様々なサービスを実現する次世代のITSサービスである「ITSスポット」サービスをインタラクティブに体験可能なシミュレータ。

No.7  「中綱南側土砂採取事業自主簡易アセス」
 株式会社 マテリアル白馬
 

県環境影響評価条例に該当しない小規模な土砂採取事業について、地元住民や一般市民に景観等の変化について説明責任を果たすために、VRシミュレーションを使って、住民説明会やWEB上での意見募集に活用した。

No.8  「“踏切と狭隘橋梁が連続する区間の渋滞緩和”を目指して!!」
 西鉄シー・イー・コンサルタント 株式会社
 

本VRは、踏切と狭隘橋梁が連続する区間の渋滞を緩和するため、河川、鉄道を横過し低平地の田畑を通過するルートで、地元住民との合意形成を早期に図り、スムーズな事業進捗を行うこを目的として、バイパスルートのデータ作成を行ったものである。また、鳥瞰図の作成も併せて行った。

No.9  「事故危険交差点の改善及びDSLogを用いた効果分析」
 韓国交通安全公団
 

韓国の江原道にある襄陽3通り(サンゴリ) は傾斜路による事故や幾何学的構造による車両のネック(瓶の首)現象が頻繁に発生する。また、忠清南道の論山市には特異な形をした5通り(オゴリ)があり、事故が頻繁に発生する。これらの交差点の問題を改善するため、合流区間の検討、路面表示や信号機、停止線の位置変更などについて、VRにより、現状と改善の2つを実装し、意思決定と住民説明会に活用した。シミュレータで走行実験を実施し、DS log値を分析して改善効果を確認している。

No.10  「パイププラント設備シミュレーション」
 日下部電機 株式会社
 

自社で販売しているプラント設備は、主に海外クライアントに販売しているが、組み合わせによりプラント全体の大きさが変わるため、パンフレットだけでは納品先の工場に、どの程度の規模のプラントが納品可能かがわかりにくく、可視化するために作成したVRデータ。機械の稼働の様子も確認できるデータを作成。

No.11  「愛知県新城市出沢地区の土砂災害シミュレーション」
 福井工業高等専門学校
 

愛知県新城市出沢(しんしろしすざわ)地区は、緑と清流に恵まれているが、過去に土石流が発生しており、防災体制の構築が望まれている。このVRでは、土石流の危険説明のため、地域の詳細地形と建物を再現し、豪雨による土砂災害の複数発生の状況や発生の段階をわかりやすく可視化している。

詳細、賞品、投票方法についてはフォーラムエイトのウェブサイトで。

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