「Archi Future 2012」の展示会レポートをアップしました
2012年11月12日

◆Build Live CHIBA 2012
-BIMで創ろう!元気な田園都市-

 

恒例になりました48時間(学生は96時間)のBIM仮想コンペ『Build Live』が9月26日~30日で千葉を舞台に開催されました。 このBuild Live CHIBA 2012の審査結果発表と表彰式がArchiFuture2012で行われました。今回は、実務(社会人)クラスが3チーム、学生クラスが9チーム参加しました。 結果は、最優秀賞がChain-Diver 株式会社大林組、優秀賞が、スカンクワークス 前田建設工業株式会社、Cicadas 芝浦工業大学でした。 また、BIM新人賞として、大阪市立都島工業高等学校 よんすけが受賞されました。 今回のBuild Liveは、特に、実務クラスでは、昨年までのパワフルなBIMというよりは、 小規模チームでテーマを絞ってBIMプロセスを検証していくという傾向が見受けられました。

 

 

審査員が僅差でChain-Diverを推したのもうなずけます。 一方、スカンクワークスが、優秀賞とともにBuilding Smart大賞を受賞したことからも、 完成度の高いBIMをIAIが推した表れと推察できます。

当日は、様々な講演、セミナー、テクニカルフォーラムが実施されましたが、 その中でも注目を集めていましたレブロが関わっているセミナーとテクニカルフォーラムについてレポートしていきます。

◆『BIMとタブレット端末が拓く、施工現場の新しい世界』
-青山大林ビル新築工事における設計/施工・BIM一貫利用、施工現場におけるタブレット端末利用-

BIMに積極的に取り組まれている大林組の話を聞こうと立ち見の受講者がでるほどの人気のセミナーでした。 前半は、青山大林ビル工事事務所 所長の森田康夫氏が、設計施工物件でのBIMの活用事例として青山大林ビルについて講演されました。 この現場では、外装と設備、構造の統合モデルを作成しデジタルモックアップを作りこんだとのことです。 話の中で、構造体である鉄骨データをレブロに取り込み、レブロで設備と構造の干渉検査を行ったとご説明がありました。 3Dで行うことで厳しい納まりも事前チェックできたこと、設計者との合意形成に効果があったと発表されていました。 後半は、技術研究所の金子智弥氏が、タブレット端末の進化と今後の展望についてご説明されました。

2000年ごろのPDAによる電子野帳システムから、2012年の今、工事関係者全員にiPadを配付するまでの歴史に、 図面を電子化すること、そして図面と現場を整合させることへの強い意志を感じました。 ダブレットが進化し、BIMを推進できる環境になってきたと感じました。 今後は、PDAを用いた点検システムの実用化、タブレット上での3Dモデル表示などBIMとの連携を推進していきたいと話をされています。

続き、全文は、NYKシステムズのウェブサイトで。

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