浸水氾濫解析xpswmm2012 リリース。二次元解析流況解析、粗度係数対応
2012年12月4日

 

プログラム概要
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都市化された流域では、上下水道、遊水池などの存在が水の循環をより複雑なものにしています。
近年、都市河川をとりまく環境が急激に進むなかで、従来の『河川砂防技術基準(案)』の記述だけでは必ずしも適切に対処できない点が多くみられるようになってきています。
都市河川では、その流出機構に下水道施設が大きく寄与するため、下水道その他の排水施設や雨水貯留浸透施設の評価が可能なモデルを用いることが原則とされています。
土木学会「水理公式集,平成11年版」や「流出解析モデル利活用マニュアル,2006年3月,(財)下水道新技術推進機構」では、この要件を満たす氾濫解析に使用可能な流出解析モデルとして『xpswmm』が挙げられています。
都市河川においては、洪水氾濫にともなう被害ポテンシャルが高く、降雨状況やの破堤についてシナリオを与えて流出解析から水位計算、氾濫解析によるシミュレーションの需要は高まっています。

 

xpswmm 2012 <2012年 11月 29日リリース>
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  二次元解析モデリング

  1. 橋梁、柱状構造物、ボックスカルバートの抵抗を考慮した流況解析
  2. 2D土地利用における浸透損失の設定に対応
  3. グリーンアンプト法及び一定初期損失一定継続損失での浸透能の計算対応
  4. 浸水深に応じた粗度係数を任意曲線での設定に対応
  5. 1D/2Dインターフェース流量変換オプション対応

ポスト機能

  1. 一次元解析での2D浸水アニメーション機能に対応
  2. 様々なリスクを表現した二次元マップ(ハザード,河床せん断応力,質量保存その他)対応
  3. 二次元解析における収束性ログ(累積質量エラー,流入出,水量変化等)出力
  4. 一次元解析結果の任意指定断面での横断図アニメーション出力
  5. ノードからの累積溢水量のグラフ出力
  6. GISエクスポート機能の強化 

詳しくは、フォーラムエイトのウェブサイトで。

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