共同溝の耐震計算 リリース。液状化判定、浮上り照査、縦断方向の耐震設計
2013年1月7日

プログラム概要
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  本製品は、「共同溝設計指針 (S.61.3)(社)日本道路協会」を参考に、地盤の液状化の判定、共同溝の液状化による浮上り照査、共同溝の縦断方向の耐震設計を行うプログラムです。
1990年代にDos版として自社開発していた「液状化判定・共同溝の耐震設計」を諸般の事情により廃版としていましたが、最リリースを望む声に応えてWindows版「共同溝の耐震計算」としてリメイクしました。
 

  関連情報
新製品紹介


  プログラムの機能と特長
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  ●概要

本製品は「共同溝設計指針 (S.61.3) (社)日本道路協会」を参考に、

  • 地盤の液状化の判定
  • 共同溝の液状化による浮上り照査
  • 共同溝の縦断方向の耐震設計

が行えます。

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▲メイン画面

本製品では共同溝設計指針の内容を元にレベル1地震時までを対象とします。本製品は上記3種類の照査を最大5ヶ所まで同時に行えます。共同溝の浮上り、耐震設計は、3連3階までの形状のものについて検討を行います。内空を連結することが可能です。但し、上階部の幅が下よりも広い形状については入力できません。

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▲初期入力画面   ▲計算可能な形状例

●液状化の判定

共同溝設計指針の方法は従来の道示Ⅴ耐震設計編(昭和55年5月)の方法でかなり古いものとなります。そこで本製品では次の2種類の方法を用意しました。

  1. 道路橋示方書 Ⅴ耐震設計編(H24.3)
  2. 道路橋示方書 Ⅴ耐震設計編(H14.3)

 レベル1地震時の液状化に対する抵抗率FLを算出して液状化の判定を行います。H24.3選択時は液状化が生じると判定された場合の土質定数の低減係数DEの算出も行います。

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▲土質画面

●液状化による浮上り照査

共同溝底面が液状化の判定を行う必要のある土層に位置する場合、またはその土層以深の粘性土層への共同溝の根入れが不十分な場合を対象に行います。

上載土の荷重Ws、本体の自重WB、上載土のせん断抵抗Qs、本体側面の摩擦抵抗QB、本体底面に作用する静水圧による揚圧力US、本体底面に作用する過剰間げき水圧による揚圧力UDを考慮しますが、各層の液状化に対する抵抗率FLを入力し、検討時にFLが1.0以下の層におけるQs、QBは考慮しないものとして検討します。

●縦断方向の耐震設計

共同構の耐震設計は、共同溝指針に「軟弱地盤部、地盤条件変化部または特殊な構造となる箇所について行う。」と書かれています。本製品は、このうちの軟弱地盤部、地盤条件変化部についての耐震設計を行います。
共同溝の耐震設計は、応答変位法によるものとし、

  1. 継手を設けた場合の断面力の低減
  2. 地盤条件変化部における断面力の補正
  3. 共同溝の応力度算定における断面力の重ね合わせ

を考慮して行います。

詳しくは、フォーラムエイトのウェブサイトで。

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