「Autodesk ReCap」、「AutoCAD 2014」などを提供開始
2013年4月1日

オートデスク、ソリューション パッケージ新バージョンで
デスクトップとクラウド環境を融合、業務ワークフローの効率向上を支援

世界を丸ごと 3D デザインする新製品「Autodesk® ReCap™」、
「Autodesk AutoCAD® 2014」などを本日より順次提供開始

オートデスク株式会社は、建築物や製品などをスキャンした点群データや、これらの写真から 3D デザイン用データを効率的に生成して活用できるようにする新製品「Autodesk® ReCap™」を提供開始します。また、統合設計アプリケーション「Autodesk AutoCAD®」などの新バージョンを本日より順次発売します。

当社は現在、製造/建築/土木などの業界においてさまざまな業務ワークフローに対応できるように、各アプリケーションの新バージョンを準備しています。そしてそれぞれの業界で活用できる機能を持つアプリケーションをパッケージ化して「Autodesk Design & Creation Suite」(以下 Suite)として提供していく予定です。Suite を利用することで、自社のコンピュータ性能だけではできなかった業務や、追加設備のコストの負担が大きかった業務も遂行できるようになります。

1. Suite では、デスクトップ コンピューティングとクラウド コンピューティングをパッケージ化して提供することにより、業務ワークフローの向上を包括的に実現し、生産性をさらに向上させることを目指しています。
2. 幅広い業務を効率的に遂行できるように、最適なソフトウェアを柔軟に選びながらさまざまな機能を利用できます。
3. オートデスク ソフトウェア メンテナンス プログラム「Autodesk Subscription」契約者向けに提供しているクラウド サービス「Autodesk 360」には、作成元の設計アプリケーションを持たない関係者ともファイル共有が可能なストレージや、モバイル端末/ PC の Web ブラウザ上で DWG™/DWF™ ファイルを閲覧・編集できる機能、そして高度な演算処理を必要とするレンダリングや解析などのサービスが含まれています。「Autodesk 360」を利用することで、モバイルでの業務環境を構築したり、顧客、設計チーム、ビジネス パートナーとのコラボレーションを簡単に実現できるようになります。

「Autodesk ReCap」は、レーザースキャンで得られた点群データや複数の写真から高度な 3D データを生成するアプリケーションおよびサービスです。通常、設計は何もない状態から製品や建築物をデザインします。これに対して Autodesk ReCap は、既に存在する製品や建物、地域などのスキャンデータや写真を取り込み、3D デザインを行えるデータを生成します。本製品は、Suite や Autodesk AutoCAD 2014 ファミリーの一部アプリケーションなどに同梱して提供するデスクトップ用「ReCap Studio」と、Autodesk 360 からクラウド サービスとして提供する「ReCap Photo」の 2 種類を提供します。(ReCap Photo は 2013 年 4 月より試験提供開始予定)Autodesk ReCap は以下のような用途を想定しています。

1. 設計データや図面が存在しない設備のスキャンデータから、破損個所を修復する部品のデータを 3D CAD でデザインする
2. 建築物や道路などのスキャンデータと、設計データを比較して、施工を確認する
3. ある地域の防災シミュレーションを行うために地域全体を 3D モデル化する
4. 工場レイアウトの変更を計画するために、工場全体のスキャンデータから 3D CAD 上で検討する

Autodesk ReCap Studio の主な特長

1. 点群データの参照/検証/修正が可能
2. 当社 3D CAD などに取り込んで 3D デザインに利用可能
3. 点群データから高度なビジュアル コンテンツの生成が可能
4. 複数の側点で採取したデータをサポート
5. 当社製品用アプリ提供サイト Autodesk Exchange Apps からも提供

Autodesk ReCap Photo の特長

1. 複数の写真から高解像度の 3D データ生成が可能
2. 3D データのビジュアル化ならびにメッシュモデルの生成が可能

 

 

【ReCap Studio 画面イメージ】

【ReCap Photo 画面イメージ】

 

 

統合設計ソリューション Autodesk AutoCAD と汎用 2D 設計ソリューション Autodesk AutoCAD LT をはじめとする Autodesk AutoCAD ファミリー新バージョンを本日より発売します。各ソフトウェア共通の主な新機能は以下の通りです。

1. コラボレーション ツール「設計フィード」を搭載
図面の中に注釈を残せるようにして、後から閲覧する関係者に設計変更の意図や注意を伝えることができます。また、インターフェースの一部に SNS のようなコミュニケーションツールを搭載し、他のユーザと同じ図面を見ながらチャットで意見交換したり、画像を添付して問題個所を検討したり、メッセージを残したりすることで、時間や場所を問わずに複数の関係者と連携作業が効率的に行えます。
2.ライブ マップ」の搭載
GIS 座標システム ライブラリの搭載により、実際の地図を AutoCAD に直接取り込むことが可能になり、環境と設計図を正確に統合しながら設計を進めることができます。
3. 「ファイル タブ」の搭載
一つの図面上で作業しながら、タブで用意した他の図面を開いたり、新しいタブ上に新規図面を作成するなどができ、関連する複数の図面を効率的に閲覧しながら作業することができます。
4. Windows® 8 のサポート

 

 

【ライブマップ画面イメージ】

 

【ライブマップ画面イメージ】

 

 

 

【ファイルタブ画面イメージ】

 

製品名

発売日 希望小売価格(税込)
Autodesk AutoCAD 2014
(直観的な操作で作図、詳細設計を効率的に行う汎用 CAD アプリケーション)
3 月 27 日

本体: 614,250 円
(新規スタンドアロン、以下同じ)

Subscription: 92,400 円
(1 年、以下同じ)

Autodesk AutoCAD LT® 2014
(直観的な操作で作図、詳細設計を効率的に行う汎用 CAD アプリケーションの簡易機能版)
3 月 27 日

本体: 199,500 円
Subscription: 30,450 円

Autodesk AutoCAD Electrical 2014
(電気設計に特化した機能を搭載した CAD アプリケーション)
3 月 28 日

本体: 845,250 円
Subscription: 127,050 円

Autodesk AutoCAD Mechanical 2014
(機械設計に特化した機能を搭載した CAD アプリケーション)
3 月 28 日

本体: 693,000 円Subscription:103,950 円

Autodesk AutoCAD Architecture 2014
(建築設計に特化した機能を搭載した CAD アプリケーション)
4 月 1 日

本体: 766,500 円
Subscription: 115,500 円

Autodesk AutoCAD Map 3D 2014
(CAD データや GIS データを取り込んで公共インフラや土木設計の調査や計画を行うためのアプリケーション)
4 月 2 日

本体: 766,500 円
Subscription: 115,500 円

Autodesk AutoCAD Civil 3D® 2014
(土木設計に特化した機能を搭載した CAD アプリケーション)
4 月 9 日

本体: 918,750 円
Subscription: 137,550 円

Autodesk AutoCAD P&ID 2014
(配管設計に特化した機能を搭載した CAD アプリケーション)
4 月 11 日

本体: 845,250 円
Subscription: 127,050 円

Autodesk AutoCAD Plant 3D 2014
プラント設計に特化した機能を搭載した
CAD アプリケーション
4 月 11 日

本体:1,380,750 円
Subscription: 206,850 円

Autodesk AutoCAD Revit LT™ Suite 2014
(AutoCAD LT と 3D BIM 設計 CAD Revit LT などを同梱したパッケージ(上記「Suite 2014」とは異なります))
4 月 12 日

本体: 249,900 円
Subscription: 37,800 円

Autodesk AutoCAD Inventor LT™ Suite 2014
(AutoCAD LT と 3D 機械設計 CAD Inventor LT などを同梱したパッケージ(上記「Suite 2014」とは異なります))
4 月 15 日

本体: 249,900 円
Subscription: 37,800 円

Autodesk AutoCAD LT Civil Suite 2014
(AutoCAD LT と電子納品データ作成アプリケーション「Autodesk CALS Tools」をセットにしたパッケージ)
4 月 22 日

本体: 249,900 円
Subscription: 37,800 円

Autodesk AutoCAD Raster Design 2014
(ラスター編集、ラスター形式からベクター形式へのデータ変換を行うためのアプリケーション)
4 月 22 日

本体: 309,750 円
Subscription: 46,200 円

※希望小売価格は、日本における当該製品またはサービスに対するオートデスクのメーカー希望小売価格(税込)を示します。希望小売価格にインストール費は含まれません。オートデスク認定販売パートナー、販売店の販売価格はオートデスク認定販売パートナーおよび販売店が決定します。希望小売価格は参考値としてご参照ください。その他の諸条件が適用される場合もあります。
※ オートデスク認定販売パートナー、販売店から購入される場合の価格は、直接パートナーや販売店にお問い合わせください。

以上

詳しくは、オートデスクのウェブサイトで。

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