TOPICS[クローズアップ PMVシミュレーション (2)]をUPしました!
2013年4月22日

クローズアップ PMVシミュレーション (2)

 

今、何故PMV解析か?

空調解析等における冷温感指標には従来はPMVとSET*の2つがあるが、最近ではPMVの方が重要視されている。 その理由は、

  • PMVは測定計が開発され市販されている。 そのため現場での実測が可能なので、空調条件等との対応が取りやすい。
  • SET*について皮膚温度等の計算方法に関し、名工大堀越教授のような疑義を唱える研究者が増えてきた。 そのため日本・中国などでPMVの方が評価指標として普及。 但し米国では今でもSET*が主体。

 

 

PMVの解析手法

WindPerfectDXでのPMV解析は次のような手順で行われる。

1.輻射を考慮した気流シミュレーションを実施 (TP法)   2.各セル毎のTMRT (平均輻射温度) を計算
3.人体の代謝量 (met) ,clo値,外部仕事など設定   4.風速,温度,湿度などを気流解析結果から取得
5.所定のアルゴリズムでPMVを計算・表示する. MRT・PPDの表示も可能.

結果はPMVなどの3次元分布として表示され、空間内の高さ方向の分布や窓付近の値も詳細に評価可能。

 

 

PMVシミュレーション事例1 -エントランスホール-

エントランスホールのPMV解析を行った。 夏季における1階の床吹き空調の効果を確認した。 単純に風速分布温度分布では快適性は評価できないが、PMVの分布を見れば吹出し直上を除けば快適だというのが分かる。

平面風速分布 (1F床面1m高さ) 平面温度分布 (1F床面1m高さ) 平面PMV分布 (1F床面1m高さ)
平面風速分布 (1F床面1m高さ) 平面温度分布 (1F床面1m高さ) 平面PMV分布 (1F床面1m高さ)
>> 画像をクリックして拡大図をご覧ください。

続きは、環境シミュレーションのウェブサイトで。

(Visited 1 times, 1 visits today)
関連記事
Translate »