高機能とコンパクトを両立した、テクニカル市場向け大判プリンターを発表
– 新開発スタッカーを搭載し、クラウドプリントにも対応 –
2013年6月12日
日本ヒューレット・パッカード株式会社
日本ヒューレット・パッカード株式会社(略称:日本HP、本社:東京都江東区、代表取締役 社長執行役員:小出 伸一)は、テクニカル市場向けのクラウド対応大判プリンターとして、シングルロール仕様の「HP Designjet T920 ePrinter(以下、T920)シリーズ」と、ダブルロール仕様の「HP Designjet T1500 ePrinter(以下、T1500)シリーズ」を発表します。
「T920シリーズ/T1500シリーズ」は、ともにA0サイズ対応でありながら日本市場にマッチしたコンパクトなボディを実現したモデルで、出力順に約50枚のプリント物をスタック可能な新開発の「インテグレーテッドスタッカー」を標準搭載します。また、人間工学に基づき、すべての操作をプリンター前面から行えるよう設計された、優れた操作性が特長です。さらに、A1サイズ21秒/枚の高速プリントに加え、モノクロ系3色を含む6色インクを搭載することで、高品質な線画出力を高い生産性で実現するとともに、モバイル端末からプリントなどのリモート操作ができる多彩なクラウドプリント機能に対応します。
新製品は、日本HP販売代理店にて、6月20日より受注を開始します。
製品名 | 希望小売価格 | 販売開始日 |
HP Designjet T920 ePrinter |
449,400円 (税抜428,000円) |
6月20日 |
HP Designjet T920 PS ePrinter HDD(*1) |
680,400円 (税抜648,000円) |
6月20日 |
HP Designjet T1500 ePrinter HDD |
984,900円 (税抜938,000円) |
6月20日 |
HP Designjet T1500 PS ePrinter HDD(*1) |
1,184,400円 (税抜1,128,000円) |
6月20日 |
*1: PS(PostScript)モデルは、ハードウェアRIPを搭載し、PostScriptファイルの正確なプリントが可能なモデルです。
新製品の主な特長は、以下の通りです。
<新開発「インテグレーテッドスタッカー」など、進化した操作性>
新製品は、約80g/平方メートルの普通紙の出力物を約50枚スタックできる新開発の「インテグレーテッドスタッカー」を標準搭載します。プリントされた用紙は出力順に整理され、折れ曲がって保管される心配がないため、特に大量プリントの際の生産性が大幅に向上します。
また、人間工学に基づいて、ロール紙はこれまでよりも低い位置に前面からセットできるようデザインされており、椅子に座った状態でも重いロール紙を簡単に取り付けることが可能なので、背面に回ったり、高い位置での用紙取り付けが不要です。そのほか、直感的操作が可能な4.3インチカラー液晶タッチパネルの搭載や、プリンター上部を平らに設計することで、その場ですぐにプリント物をチェックできるなど、優れた操作性を実現しました。また、印刷時の高い静音性を実現し、A0機としては設置面積も小さいため、様々なオフィス環境に幅広く対応することが可能です。
<A1サイズ 21秒/枚の高速プリント、6色インクによる高品質な線画出力>
「T920シリーズ/T1500シリーズ」は、A1サイズのカラー線画 約21秒/枚の高速プリントが可能です。また、用紙交換の手間と時間を削減できるダブルロールモデルの「T1500シリーズ」は、ネットワークのトラフィックを軽減する「キューイング機能」とプリントコストを管理するための計算機能を搭載するなど、高い生産性につながる環境を提供します。
インクシステムには、シャープな線画を実現する顔料系マットブラックと階調表現に優れた染料系フォトブラック+グレーを含む6色インクを採用し、見やすく表現力の高い図面のプリントが可能です。
<場所や端末を問わず、クラウド経由で手軽にプリントが可能>
「T920シリーズ/T1500シリーズ」は、「HP Designjet ePrinterシリーズ(*2)」本体やプリンタードライバーを経由して、クラウド上にプリントファイルを保存・共有できる無償の大判プリント向けクラウドソリューション「HP Designjet ePrint & Share」に対応します。
保存したプリントデータは、対応するブラウザや、対応プリンターのタッチパネル操作、または「HP Designjet ePrint & Share」のアプリを入れたiOSやAndroid搭載のモバイル端末から、ファイルのプレビューやプリント指示を行うことが可能です。また、プリント時にクラウドストレージに自動でプリントファイルのバックアップも行えます。さらに、USBメモリに保存したJPEG、TIFF、PDFファイル(*3)を、PCレスで直接プリントができたり、液晶タッチパネルから詳細なプレビューが可能になるなど、より手軽に大判プリントを実現します。
今回新たに「AirPrint」機能(*4)に対応することで、iOS端末からのプリントをより簡単に行えるようになりました。
*2: 「T920シリーズ/T1500シリーズ」に加え、
「HP Designjet T520 ePrinterシリーズ」
「HP Designjet T790/T1300 ePrinterシリーズ」
「HP Designjet T2300 eMFP シリーズ」に対応します。
*3: PDFファイルは、PS(PostScript)モデルのみ対応します。
*4: 「T920シリーズ/T1500シリーズ」以外の「HP Designjet ePrinter シリーズ(*2)」は
ファームウェアをアップデートすることにより対応します。
新製品の主なスペック
・ 用紙サイズ:最大914mm(36インチ)
・ プリント速度:A1カラー普通紙 21秒/枚(高速)
・ ネットワーク: 1000BASE-T Ethernet
・ インク:6色(染料:C、M、Y、Pk、G、顔料:Mk)
・ 印刷最高解像度:2,400×1,200dpi
・ メモリ:32GB(T920シリーズ)/64GB(T1500シリーズ)
・ 外寸(幅×奥行×高さ):1399×693×950mm
詳しくは、日本ヒューレット・パッカードのウェブサイトで。