2013年11月21日- 株式会社 日建設計(本店:東京都千代田区、代表取締役社長:岡本慶一、以下「日建設計」)と、GRAPHISOFT SE(本社:ハンガリー ブタペスト、CEO:Viktor Várkonyi(ビクター・バルコニー)、以下「GRAPHISOFT」)は、BIM推進のための戦略的パートナーシップを結び、「BIM Competence & Research Center」として、社内に専任チームを立ち上げることを発表いたしました。
これに伴い、日建設計 代表取締役社長 岡本 慶一氏およびGRAPHISOFT CEO Viktor Varkonyiは、11月21日、日本貿易振興機構(JETRO)で開催された特別調印式にて、ハンガリーのビクター・オルバーン(Viktor Orban)首相の立会のもと、今後数年間に亘る戦略的パートナーシップ契約に調印しました。
両社は、BIMをより設計の実践に即したツールとするために、BIMスペシャリストおよびBIMソフト開発者からなる共同チームを構築し、GRAPHISOFTが開発販売をしているBIMソフト「ArchiCAD」に日建設計が有する設計ノウハウを投入するための、共同作業を行うことに合意しました。この共同作業は、単にBIMの改良に留まらず、日本とアジア地域でさらにBIMを促進するための戦略的なパートナーシップでもあります。
ビクター・オルバーン首相立会のもと、調印を交わす
日建設計 代表取締役社長 岡本 慶一氏、GRAPHISOFT CEO Viktor Varkonyi
「戦略的パートナーシップ契約」について
- 日建設計における設計プロセスを十分に理解する
- GRAPHISOFTはBIMワークフローのよりスムーズな実施を支援する
- 日建設計におけるBIMの優先事項をGRAPHISOFTの製品ロードマップに適切に反映する
- 日本とアジアにおけるBIMの発展を促進するため、GRAPHISOFTの活動を支援する
これを実現するため、GRAPHISOFTは日建設計に社員を派遣します。また同時に、本社ハンガリーのソフトウェアエンジニアチームを結成し、日建設計のニーズを満たすために貢献します。
窶鈀 期間:2014年1月~2015年12月
プレス発表会の様子
これまでの数年間における協力によって、ArchiCADは日建設計のメインのプラットフォームになりました。これにより、GRAPHISOFTと共同することに非常に自信を持っています。 日建設計 代表取締役社長 岡本慶一氏
日建設計にとって、GRAPHISOFTと共同することで、建設業界のイノベーションにおける強いリーダーシップを牽引する新たな可能性が開くことができるでしょう。BIMデータを利用することによって、設計のさらに早い段階で意思決定を行うことが可能になります。戦略的パートナーシップのフレームワークで双方に有益な協力の範囲が拡がることを期待しています。 日建設計 執行役員 設計部門代表・デジタルデザイン室長 山梨知彦氏
日本のBIMのさらなる成長と発展に多大な貢献を果たしている、一流のクライアントと協業できることを誇りに思います。日建設計の最先端の技術によるイノベーティブな設計と力を合わせることによって、さらに新しい可能性が開き、建設業界全体におけるBIMの利用が促進できると考えています。 GRAPHISOFT SE CEO Viktor Varkonyi
日建設計のノウハウを十分に理解することで、我々の製品をさらに高いレベルで日本やアジアの標準に合わせることができると考えています。GRAPHISOFTは東南アジア地域において、現地のBIM標準の構築を支援するため、大規模な投資を行っています。このパートナーシップにより、地域全体により良いサービスを提供することができるでしょう。 グラフィソフトジャパン 代表取締役 / GRAPHISOFT SE Vice President of Asia コバーチ・ベンツェ
詳しくは、グラフィソフトジャパンのウェブサイトで。