3Dアプリケーションも動作可能、グラフィックス仮想化ソリューション対応のシンクライアントを発表
– CAD、GIS、3D CG、解析など新たな仮想化ニーズに応える高性能シンクライアント –
2013年11月5日
日本ヒューレット・パッカード株式会社
日本ヒューレット・パッカード株式会社(略称:日本HP、本社:東京都江東区、代表取締役 社長執行役員:小出 伸一)は、グラフィックス仮想化ソリューションに対応するシンクライアント「HP t820 Thin Client(以下、t820)」を発表します。
グラフィックス仮想化ソリューションは、GPU(Graphics Processing Unit)を仮想化することで、CADや地図アプリケーション、レントゲン等の高精細画像、負荷の高いシミュレーションやゲーム制作などがリモートから利用可能になるソリューションです。機密性の高いデータを集中管理できるほか、高価なGPUを共有してコストを削減するなどのメリットがあります。しかし、容量が大きくリアルタイム性が求められるデータを画面転送し表示させるためには、端末側に高い処理性能が求められます。
新製品「t820」は、CPUにインテル® Core™ i5-4570Sプロセッサー(4 Core)を採用することで、従来モデル比 約8倍(*1)の高いパフォーマンスを実現し、要求スペックの高いグラフィックス仮想化ソリューションに対応します。また、TPMセキュリティチップとNIST(*2)準拠BIOSの搭載、インテルvPro™のサポートなど、セキュリティ機能を拡充し、安全性を高めました。
高性能グラフィックスや多画面へのニーズが高い金融、製造、建設、医療といった分野をはじめとして、大学などの研究機関、CG制作などの業務にも最適な製品です。
新製品は、日本HP販売代理店にて11月7日より販売を開始します。
製品名 | 販売価格 | 販売開始日 |
HP t820 Thin Client (16G Flash/4Gメモリ/内蔵グラフィックス) |
113,400円 (税抜108,000円) |
11月7日 |
HP t820 Thin Client (16G Flash/4Gメモリ/AMD Radeon™ HD7560A) |
123,900円 (税抜118,000円) |
11月7日 |
*1: HP調べ。「HP t610 Thin Client」との比較。
*2: NISTは、アメリカ国立標準技術研究所(National Institute of Standard and Technology)の略。
その他の特長は以下の通りです。
<NIST準拠BIOSなど、充実のセキュリティ機能を搭載>
「t820」は、NISTのガイドラインに準拠したセキュアなBIOSを搭載し、TPMセキュリティチップと連携して外部の攻撃から端末を守ります。また、インテルvProをサポートし、ウィルスやマルウェアからの防御、リモート監視などのソリューションを実現します。
<ネットワーク品質改善機能と優れた管理ツールで生産性向上に貢献>
「t820」は、ユーザーの操作感に影響を与える、パケットロスや遅延のあるネットワークにおいて、快適なレスポンスを実現する「HP Velocity」をサポートします。ユーザーの生産性を落とす事なく海外など離れた拠点へも安心して導入可能です。
また、プロトコルのアップデートなど、端末の各種設定変更をリモートから集中管理可能な「HP Device Manager」ソフトウェアにも対応しています。ヘルプデスク業務や、運用管理の効率化に貢献します。
■ HPシンクライアントに関する製品情報は以下のURLを参照してください。
http://www.hp.com/jp/thinclient
詳しくは、日本ヒューレット・パッカードのウェブサイトで。