RC断面計算Ver.6リリース。斜引張鉄筋量の算出などに対応
2013年12月9日

  プログラム概要
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  本プログラムは様々な断面形状を持つ鉄筋コンクリート断面の応力度計算、必要鉄筋量、最小鉄筋量、抵抗モーメント、終局モーメント、初降伏モーメントの計算と、限界状態設計法による断面照査を行うプログラムです。
適用断面は、定形パターンとして9種類、任意形パターンとしてブロック(一軸曲げ)および任意二軸、小判二軸、矩形二軸の4種類に対応しています。最小鉄筋量は矩形、円形、小判形の断面に限り、「建設省標準設計」または「道路橋示方書」に基づき計算します。電子納品対応として、Wordファイル出力、禁止文字チェック、しおりの作成等に対応しています。
 

  関連情報
新道示対応状況

新製品紹介

  RC断面計算 Ver.6(平成24年道示対応版)<2013年 12月 3日リリース> NEW
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  <関連情報>新道示対応製品/製品価格、バージョンアップ価格一覧

  1. コンクリート標準示方書(2002)による斜引張鉄筋量の算出に対応
  2. 全周鉄筋(4面)による最小鉄筋量の算出に対応
    I桁、T桁、WT桁、箱桁、円孔ホロー桁、BLOCK入力(1)
  3. 計算ケースを並び替える機能に対応
  4. 1つの計算ケースに複数の断面力入力に対応

  プログラムの機能と特長
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断面形
パターン
応力度 必要鉄筋量 抵抗
モーメント
同N-M図 終局
モーメント
同N-M図 最小鉄筋量 降伏
モーメント
矩形*
円形*
小判横*
小判縦*
I 桁
T 桁
ダブルT
箱桁*
円孔ホロー*
ブロック*
任意二軸*
小判二軸*
矩形二軸

*:中空断面可  ◎:計算可  -:計算不可

限界状態設計法の照査は、矩形(ハンチなし・中空部なし)、円形・円環、I形、T形、箱形(1室、ハンチなし)に限定され、それ以外の断面形(二軸断面を含む)は現バージョンでは照査できません。また、鉄筋以外の材料及び、ねじりに対する疲労限界状態の照査は行なっていません。

  • 全パターンで、断面諸量として、断面積、断面二次モーメント、図心位置、ねじり定数(任意形断面、ブロックを除く)、型枠面積(断面周長m2/m)(ブロックを除く)を計算します。
    異なる断面パターンを取り混ぜて最大100ケースまで同時に処理できます。
  • サークルハンチを持つ断面形をサポートしています。
    箱桁、円孔ホロー桁では下床版の両端、張出床版の付け根にサークル状のハンチを設置できます。

    また、矩形ではハンチの設置の仕方により下図のような断面を取り扱えます。

  • 鋼材種類として鉄筋、PC鋼材、鋼板を混在使用可能、外ケーブルにも対応しています。
  • 鉄筋の入力段数は、100段まで入力可能です。
  • 無筋コンクリートの応力度計算をサポート。二軸系の断面タイプでも計算できるので、任意形状のフーチング基礎に2方向のモーメントと鉛直力が作用したときの地盤反力度の計算などにも利用できます。
  •  主鉄筋データの入力は、以下の2つから選択可能。
        ・Type1:従来の入力方法
        ・Type2:今回追加した入力方法で横方向の配置情報を追加
    Type2を使用すると、断面のどの位置にも鉄筋、PC鋼材などを配置でき、断面図にはその配置状況がポチ筋で表示されます。設計図面どうりの配置が可能なので、面内方向と面外方向のM-φ曲線を同時に精度良く計算することができます。
  • 面内マイナス、面外(90度回転)の計算(終局、初降伏、ひびわれ)をサポートしています。
  • 材料データの常用値を内部セットしており、修正も可能です。
  • 断面形の登録機能、再利用のためのコピー・編集機能をもっています。
    また、断面形の描画では断面寸法値、配筋データをビジュアルに表示します。
  • 各種の計算条件を設定できます。
    付着応力度の計算に対応。箱、ホロー桁のハンチあり形状の面外方向計算対応。

    鋼材有効応力度σpe PC鋼材と鉄筋が混在するPRC断面の照査に使用します。
    有効高さd せん断計算用の有効高さ入力。(0.0の場合、内部計算)
    τaの準拠基準 道示III、道示IV、土工指針から選択できます。
    Asminの準拠基準 道示III、道示IV、建設省標準設計、bd(有効断面積)、Ac(コンクリート断面積)から選択します。
    σc~εc曲線の種類 終局、降伏モーメント計算時のσc~εc曲線を道示III、道示V(タイプ1、2)、コンクリート充填橋脚、設計要領H9(タイプ1、2)、設計要領H18(タイプ1、2)、標準示方書(2007)の10種類の中から選択から選択できます。
    εcu発生位置 終局モーメント計算時に、コンクリートの剥離を考慮します。
    τmax算出方法 初等はり理論(全断面有効、引張無視)かτ=S/(bjd)かを選択できます。
    円、小判のτm算出式 τm=S/Acかτm=S/bdかを選択できます。
    せん断耐力の準拠基準 道示IV、道示V(タイプ1、タイプ2)から選択できます。
  • 「設計要領第二集」の炭素繊維シート巻立ての応力度~ひずみ曲線サポート
  • 炭素繊維シート接着工法対応
    コンクリート部材に関する共同研究報告書(III)[副題:炭素繊維シート接着工法による道路橋コンクリート部材の補修・補強に関する設計・施工指針(案)]、(平成11年12月)に対応した桁断面の補強照査。
  • 土木学会コンクリート標準示方書(2007年制定)および鉄道構造物等設計標準・同解説(平成16年4月)に準拠した限界状態設計法に対応
    この2つのいずれを選択した場合、せん断耐力の照査方法のオプションが有効になり、以下の2つから選択できます。

    • 設計せん断耐力Vyd、Vcdによる:従来の照査方法
    • 設計せん断圧縮破壊耐力Vddによる:せん断スパンa(せん断補強鉄筋データの入画面で入力)を用いた照査
  • 基準値データファイル保存機能
  • Excel等の表入力、コピー&ペースト
  • 一覧表出力及び詳細な出力スタイルの設定が可能な高品位出力をサポートしています。
  • RC断面計算 → UC-win/FRAME(3D)データ活用
    登録断面、FRAMEデータの利用が可能。面倒な動的解析データ作成に役立ちます。


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詳しくは、フォーラムエイトのウェブサイト

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