D30怪物検証プロジェクト、SOLIDWORKS解析の時間短縮を図る
2014年4月21日

ThinkStation完全検証 SPECIAL ~ThinkStation D30 怪物検証プロジェクト準備編 ハイエンドがぎっしり詰まったヘビー級D30を準備シミュレーション編 SOLIDWORKS解析の時間短縮を図る解析編 4月末公開予定動画編集編 5月公開予定

第1回 シミュレーション編 SOLIDWORKS解析の時間短縮を図る

ThinkStation D30のパフォーマンスを検証していただいた営業技術部シミュレーション課主任アプリケーションエンジニアの島村知子氏と技術部品質管理課主任エンジニアの田中亮氏
ThinkStation D30のパフォーマンスを検証していただいた
営業技術部シミュレーション課主任アプリケーションエンジニアの
島村知子氏と技術部品質管理課主任エンジニアの田中亮氏

解析しながら設計をするSOLIDWORKS

3D CADソフトウェアのSOLIDWORKSは、流体、構造、樹脂流動などの解析機能があり、例えば金型の射出成形のシミュレーション等で利用されている。その解析には高い処理能力があればあるほど時間が短縮できる状況となっている。

解析しながら設計を行うという点が、このソフトウェアのコンセプトでもあり、解析のたびに待ち時間がかかってしまうのでは意味がない。逆に言えば解析時間が短くなればなるほど設計の精度が高まっていくということになる。

そこで、ハイエンドのスペックを詰め込んだThinkStation D30の“怪物モデル”を使った場合の効果がどれほどなのか、ソリッドワークス・ジャパン株式会社の協力を得て、SOLIDWORKS製品の最新2014年版で複雑な解析作業を行って時間短縮のほどを検証した。

“怪物モデル”で劇的な計算処理時間の短縮を実現

結論から言うと、大幅に処理速度の短縮化が実現でき、設計現場の負担を減らしたり、今までは計算に時間がかかりすぎてシミュレーションを行うことが現実的でなかったものまでシミュレーションできるようになった。

以下がSOLIDWORKSで樹脂流動解析、流体解析、構造解析を行い、数年前の高性能ワークステーションとの時間比較となる。従来モデルで解析時間が書かれていないところは、決して計算できないというわけではなく、結果が出るまで何日もかかってしまい、解析しながら設計を進めることが現実的でないため、数値を計測していない。

パフォーマンス検証結果

解析種類 条件 要素数 解析時間(sec) 効果
Windows 7 x64
Xeon 5160 3.00Ghz 2CPU
Memory: 11GB
D30
SOLIDWORKS Plastics
(樹脂流動解析)
大規模メッシュモデル 469万 27081 ####
樹脂流動解析のみ 40万 ※※ 3632 ####
冷却解析 58万 762 213 72%
SOLIDWORKS Flow Simulation
(流体解析)
外部流れモデル 6万 482 169 65%
SOLIDWORKS Simulation
(構造解析 – 静解析)
慣性力効果オプション使用 15万 373 146 61%
接触 24万 438 205 53%
ボンド結合のアセンブリ 57万 2064 539 74%

※著しく時間がかかるため測定していません。 ※※SOLIDWORKS 2013で10万要素で10429sec

続きは、レノボ・ジャパンのウェブサイトで。

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