BIMコラボレーションツールの無償提供を開始
2014年6月2日

BCFツール 2014Vectorworks BIMコラボレーションサポートプラグイン

「BCFツール」は、VectorworksにBIMモデルの標準注釈フォーマットであるBIM Collaboration Format データを取り込むためのVectorworksプラグインです。BCFファイルに含まれる情報を取り込むことで、Vectorworks上で建築モデルのチェック結果に基づいたビューと該当オブジェクトを表示し、チェッカープログラムで指摘された箇所を容易に確認でき、BIMモデルの修正や変更をより効率的に行えます。
BCFツールは、Vectorwroks Designerシリーズ、Architectシリーズ、Landmarkシリーズの各ユーザに無償で提供されるサービスツールです。

 BCF(BIM Collaboration Format )ファイルとは…

BCFフォーマットは、構造計算ソフトウエア開発会社TEKLAと、IFCモデルチェッカー開発元Solibri社を中心に、いくつかのソフトウエアベンダーの協力のもとに制定した「IFCファイルを利用するユーザーの相互コミュケーションを容易にする」フォーマットです。

BIMソフトウエア間の共通フォーマット-IFC形式ファイルは、CAD/構造計算/設備/積算などのBIMソフトウエア間で頻繁に往来します。どのBIMソフトウエアにおいても、修正、追加、変更などが可能ですが、「注釈」情報について記録する方法が現在のIFCフォーマットには存在しません。

そこで、この「注釈情報」と「その注釈が指示するモデルの場所」を示すための統一フォーマットとしてBCFファイルは作成されました。

 

 

IFCモデルチェッカーとのコラボレーション

Soribri Model Checkerで、VectorworksのBIMデザインをより正確に、より効率的に。

Vectorworks Architectをはじめ、Designer、Landmarkシリーズには、BIMデザインのための強力な機能が搭載されており、さまざまな専門ソフトウエアとのモデルデータの受け渡しには、IFCファイル(2×2,2×3)取り出し/取込み機能が利用されます。その中で建築モデル各所における整合性 (例えば、確保すべき空間の広さや長さ/幅、建築要素同士の干渉etc)を確実にチェックできるソフトウエアが「Soribri Model Checker」です。

※「Soribri Model Checker V9」の詳しい情報は、製品ページをご覧ください。

Vectorworksから、 Soribri Model Checkerへは「IFCファイル」でデータを渡し、モデルチェックを行い、詳細なチェック結果を「BCFファイル」 でVectorworksにフィードバック。指摘箇所を的確、かつ確実に把握/修正し、クオリティの高いBIMモデルをデザインするワークフローがBCFツールによって可能になります。

 

BCFツールの機能

専用ダイアログから簡単に取り込めるBCF情報。

BCFファイルは、Vectorworks上の「BCF」メニューから取り込みがすぐに行えます。対象の図面ファイルを開いた状態でBCFファイルを取り込むと、「BCF確認」ダイアログが表示され、問題箇所のサムネイルビューと具体的な問題点リストで一目でも問題を把握できます。

 

図面内の問題箇所に簡単アクセス、すぐに修正。

「BCF確認」ダイアログ内のリストから確認・修正したい問題項目を選択することで、図面ファイル内の問題箇所を即座に表示することが可能です。BIMモデルは規模が大きくなるほど、問題の発見やその位置の特定が困難になってきます。BCFツールによって、複雑な建物モデルであっても、Soribri Model Checkerがチェックした問題の箇所をすぐに修正できます。
※ダウンロードには、IFC/BCFのサンプルデータを含むため、Vectorworksのみでも取り込み動作を確認できます。

詳しくは、エーアンドエーのウェブサイトで。

(Visited 1 times, 1 visits today)
関連記事
Translate »