Allplan2015(Architecture/Engineering)日本語版リリース、IFC-BIM強化
2014年7月28日

プログラム概要

ライン

Allplanシリーズは、ドイツのCADメーカーNemetschek社により開発されたBIM統合ソリューションです。このBIM統合ソリューションにより、基本図面、レンダリング画像、プレゼン映像、詳細施工図、数量拾い出しや積算が連続的に行え、建物のライフサイクル全体を設計・表現することができます。また、モデルの変更を全てのデータに簡単に反映させることができます。同社のAllplanシリーズにはArchitecture(一般建築CAD)とEngineering(RC構造物CAD)などがあります。この度、ArchitectureとEngineeringについて、日本での新たな建築・建設CADとして弊社が国内販売することとなりました。ここでは、本製品の概要と機能・特徴につ いてご紹介します。

 

 

 

汎用CADの基本的な描画機能とともに、建築・建設CADとしての様々な部材を保有しており、それらを使ってモデルを作成し、3D表示、レンダリング、 数量計算、プレゼン用のデータ加工まで行うことができます。基本的な機能から非常に高度な機能まで、あらゆる機能を網羅し、かつ細かい設定まで分かりやす く行えるようになっており、大変オールマイティな建築・建設CADと言えます。(学生・教育機関向けのサービス、Allplan Campusも提供しております)

  Allplan 2015 改訂内容 <2014年 7月 23日 リリース>

ライン

・インターネットを利用したワークグループ機能の拡張により共同でのデータ編集に対応(オプション機能)
・bim+プラットフォーム
クラウド上に構築されたbim+プラットフォームを利用することによって、iPad、ノートPC、デスクトップPCの端末からデータの
交換・閲覧・操作がプロジェクトメンバー間で可能となります。・用紙サイズ・レイアウト・タイトル背景の設定をより容易にするワークフローの改善

・要素に合ったテクスチャマッピングの設定、他のソフトで設定したテクスチャマッピングへ対応
3D形状にテクスチャを設定すると、要素に合ったマッピングが適用されます。データの容量を節約するためにテクスチャを
使った軽いポリゴン形状を使用することもできます。また、他のソフトで作成したUVマッピング設定モデルを利用することも
可能です。・Unicodeサポートにより日本語・中国語・ロシア語などへ対応

Architecture

  1. ローラーシャッターボックス、窓・ドアの取っ手等の新規オブジェクト追加
    画像をクリックすると大きな画像が表示されます。
    ▲図1 新しい窓・ドアオブジェクト
  2. リアルタイムレンダラーリアルタイムレンダラ―を使ってBIMモデルを使って写実的でインラクティブなアニメーションを作成できます。
    視覚的なフィードバックが得られ、最高のシーンをセットアップするためにビューやカメラ、材質の設定が容易になります。
  3. CineRender強力なレンダリングエンジンCineRenderがAllplanに直接搭載されました。CINEMA4Dとの同期に時間を割くことなく、
    高解像度で高品質なレンダリングをCINEMA 4Dのレンダリングエンジン(CineRender)を用いて生成できます。
  4. マテリアル作成機能最適化された「マテリアルエディタ」で簡単にマテリアルを作成できます。テクスチャのほかに、バンプマップ、反射等も設定できます。
  5. 照明のセットアップ新しくなった照明セットアップツールで照明の設定を素早く行うことができます。
  6. スケッチレンダラー
    3DモデルからAllplan2015に新しく搭載された描画モード「スケッチ」を使って抽象的なイラストを作成することができます。デザインのパラメータをいろいろな方法で変更できます。
  7. 採光ドームオブジェクトモデラー
    水平な天井開口部や屋根開口部に、採光ドームを作成することができます。
  8. 折りたたみ鎧戸オブジェクトモデラー
    折りたたみ鎧戸のパラメトリックモデリング機能が追加され、ルーバー等の設定が可能です。
  9. 5つ以上の建築レイヤーに対応
    20個までの建築レイヤーの定義が可能になり、例えば壁の場合には、石材・断熱材・換気層・正面パネル・石膏等を含めることができます。

Engineering

  1. IFC連携強化、注記オプション、SmartParts追加等の鉄筋機能の拡張
    IFC形式の鉄筋モデルのデータ交換に対応し、数量算出、鉄筋衝突を行う他のソフトとの連携性が向上しています。また、鉄筋の注記にオプションが追加され、指定のフォーマットに合わせることが容易になりました。鉄筋を作成するためのSmartPartsスクリプトコマンドにはオプションが追加され、繰り返して作成する場合でも作業が容易になっています。

    画像をクリックすると大きな画像が表示されます。
    ▲図2 鉄筋へのSmartPartsの適用
  2. カーブに沿った断面図の作成数回クリックするだけで、円弧、クロソイド、スプラインからなる任意の軸に沿った正確な断面図を作成できます。
  3. 緊張材(テンドン)モデル
    中心線と勾配を設定することで、3Dの中心線を決定して、緊張材を作成することが可能です。
  4. 認証済みのIFC入出力
    既に認証されているエクスポートに加え、Allplan2015ではインポートについても認証を取得しています。
  5. 実寸の鉄筋直径
    鉄筋が密集した構造、詳細での品質が向上しました。
  6. 鉄筋の直接編集
    図面上で直接、鉄筋配置パラメータを変更することが可能です。
  7. 鉄筋配置のパレット改善
    鉄筋の複数配置で、パレットを使って点を配置するように、素早い配置ができます。

詳しくは、フォーラムエイトのウェブサイトで。

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