バーチャルリアリティUC-win/Road Ver.10リリース
2014年8月11日

UC-win/Road 新機能
  UC-win/Road Ver.10.00.00 (2014年 8月 8日 リリース)NEW

ライン

  UC-win/Road DWGツール(別売オプション)

 

  • DWGファイルデータから「道路断面」、「3Dモデル」へのインポート、およびUC-win/Road空間モデルのエクスポートに対応。「道路断面」へのインポートでは、「線分」「ポリライン」「(曲線を含まない)オブジェクト」で構成されるCADファイルからX,Y座標を読み込み、断面として登録します。「3Dモデル」へのインポートでは、「3次元面(フェイス)」「リージョン」「塗り潰し(ソリッド)」「メッシュ」「サーフェス」「(曲線を含まない)オブジェクト」で構成されるCADファイルから面を読み込み、モデルとして登録します。また、複数の「レイヤ」で構成されるCADファイルでは、「インスタンス」として読み込み、3D空間上に配置されます。

    エクスポート時はUC-win/Roadの空間を、道路・地形ごともしくは、レイヤに分類して出力できます。また、UC-win/Roadの表示色に応じた色の設定も可能です。

    3Dモデル出力プラグインが別途必要になります。

  • ▲DWGエクスポート設定画面 ▲DWGエクスポート(左:UC-win/Road、右:DWGビューアソフト)

 

 歩行者群集シミュレーション

 

  • ●出発地点と目的地点の追加
    • ある出発地点から目的地点までの歩行者の流れを定義する事ができるようになりました。より細かいシミュレーションの制御が可能となりますので、様々な条件下での人の流れの分析などに活用できます。

    ●経路とリンクの種類の追加

    • 鉄道における距離程の定義を、「測量中心線に沿った距離」として明確に定めました。

    ●緩和曲線、縦断曲線

    • 新しい種類の経路(駅・階段・エスカレーター)とリンク(エレベータ、待合室)が考慮できるようになり、さらに高度なシミュレーション環境の構築が可能になりました。歩行者の行動は状況により自然に変化します。

    ●パス探索アルゴリズムの改善

    • 人工知能の強化により、歩行者は状況に応じて、目的地への最短パスを選択します。

    ●歩行者のプロファイル

    • 各歩行者に、平均速度や階段の使用の可否などの行動の属性が設定可能になりました。大人や子供、身障者などの歩行者グループのシミュレーションに有効です。

    ●リアルタイムでの歩行者情報のログ取得

    • データ分析にご活用いただけるよう、特定の場所の歩行者の流量・密度を計測し、ログに保存できます。

▲歩行者プロファイルの編集

 鉄道シミュレーション

 

  • ●測量中心線・構造物中心線の導入
    • 「測量中心線」、「構造物中心線」、「軌道中心線」をそれぞれ分けて管理できるようになりました。

    ●距離程の定義

    • 鉄道における距離程の定義を、「測量中心線に沿った距離」として明確に定めました。

    ●緩和曲線、縦断曲線

    • 鉄道線形において、縦断曲線として「円曲線」が、緩和曲線として「三次放物線」および「サイン半波長曲線」が使用可能です。

    ●オフセットによる平面線形の作成

    • IP法により作成した線形を基準として、オフセットにより線形を作成することが可能となりました。

    ●カントの表現

    • 列車速度を基準として、自動的にカントを計算し、道路の横断面に反映させることが可能となりました。

    ●分岐器の表現

    • 軌道中心線を作成し、分岐附帯曲線の半径を入力することで、分岐器の作成が可能です。

    ●走行する列車の表現

    • 任意の鉄道車両モデルを、作成した線形の上に走らせることが出来ます。複数の列車の同時表現、複数の軌道をまたがった直通走行、運転士の主観視点と列車の俯瞰視点の切り替えなどの表現も可能です。

    ▲構造物の作成と列車走行

 

 Oculus Riftプラグイン・オプション(別売オプション)

 

  • Oculus Rift(内蔵センサによるヘッドトラッキングと広視野の3D映像出力を、安価に実現したヘッドマウントディスプレイ)のレンズ特性に合わせて映像に歪みを加え出力するとともに、センサデータを用いてユーザの頭の動きに合わせて UC-win/Road内の視点を追従させます。これにより、3D空間への没入性を向上させ、より高い品質の運転シミュレーションを実現します。 
    ▲Oculus Riftとステレオ表示画面

     

※ Oculus Riftは、米Oculus社の製品です。 ( http://www.oculusvr.com/ )

 運転診断プラグイン・オプション(別売オプション)

 

  • 運転者の技能を評価するシステム。運転速度や急加減速、蛇行や急ハンドル操作をしていないかなどの、運転技能に関する項目を評価することができます。この際、運転者ごとに異なる採点基準を用いて評価を行い、結果を蓄積していくことが可能です。 

    今後は、車線変更や一時停止の的確さなど、交通法規に関する評価項目も追加していく予定です。

 

 Aimusun連携プラグイン・オプション(別売オプション)

 

  • Aimsun(道路や交差点、信号の切り替え、交通量などの各種設定から、交通シミュレーションを行うソフトウェア。)の車両挙動や信号表示を、UC-win/Roadの3D空間上にリアルタイムで再現。

    また、UC-win/Roadで再生した車両を運転操作することで、その運転車両の挙動の変化をAimsunのシミュレーションに反映させることも可能。

  • Aimsun開発元:スペインTSS社(http://www.aimsun.com/

 

 クラスター階層化

 

  • マルチユーザ機能は、各ユーザに対して複数画面を1台のPCで表示していましたが、各スクリーンを1台のPCで表示するようにクラスター機能を拡張することで、シミュレータで高いFPSを確保できるようになりました。 

    マシンの一覧はツリー構造で管理し、一覧表示での設定が行えます。表示専用のクライアントは、マスターPCや自由操作可能なPCクライアントに割り当てます。割当先はドラッグ・アンド・ドロップで容易に変更可能です。

    ▲クラスターイメージ図

 

 

 Version 新機能履歴

詳しくは、フォーラムエイトのウェブサイトで。

(Visited 3 times, 1 visits today)
関連記事
Translate »