レイアウトナビゲーター活用事例/池原工業編を掲載
2015年2月16日

ワンマン測量が身近になった

LN-100で山間部の測設作業の効率が大幅に向上

池原工業株式会社様は、群馬県東吾妻町に本社を置く、創業100年以上を誇る総合建設業者である。コンクリートやアスファルトなども自社で生産できるほ か、これら建設資材の試験まで請け負える技術力がある。そんな同社が、レイアウトナビゲーターLN-100を導入した。

もっと手軽にワンマン測量を行いたい

取締役 土木部長兼機材部長 田中道臣様

まずは同社取締役土木部長兼機材部長の田中道臣(たなかみちおみ)様に導入の経緯を伺った。「弊社は、既に自動追尾トータルステーションや画像トータルス テーションIS、GNSSを導入しており、ワンマン測量の効率の良さは心得ています。現在所有しているワンマン測量システムは、TS出来形や大きな現場を メインに使用しています。ただし、山間部の現場では軽量なマニュアルタイプのトータルステーションを使っており、作業の効率化が課題でした。そんな折、昨 年の展示会で軽量なワンマン測量システムとしてLN-100をご紹介いただきました」。

山間部の作業に絶大の効果

土木部第一課 主任 内田圭亮様土木部第一課 課長 金子茂雄様

同社土木部第一課課長の金子茂雄(かねこしげお)様に、導入効果を伺った。「使用した現場は山間部の地すべり防止工事で、法面整形やU字溝の設置などのた め、多くの測設や丁張りを行うものでした。今までこのような現場は、マニュアルタイプのトータルステーションを使って、プリズムマンを協力会社の作業員に お願いすることが多かったのです。開始前に作業内容やプリズムを立てる場所の説明が必要ですし、指示がうまく伝わらない場面も多く、時間が掛かっていまし た。その点、LN-100は1人で作業できますから、作業時間は半分になりましたね。
さらに、自分の目で確認しながら測設できますから、作業精度も上がっています。本体が小型軽量、少ない装備でワンマン測量が可能、しかも自動整準だから据えるだけで設置が終わる。今回のような山間部の測量には、非常に便利な機械ですね」。
同課主任の内田圭亮(うちだけいすけ)様は、3次元座標が簡単に扱える事に対しても高く評価している。「この現場は、図面を3D CADで作成しました。高さも座標で管理できるので、LN-100で丁張り設置まで行っています。今回、初めて使用したので、レベルによるチェックを実施 しましたが、十分な精度であることが分かりました。今後はLN-100だけで施工できると思います。アプリケーションソフトのTopLayoutも分かり やすくて、3次元座標での施工が、非常に簡単でした」。

LN-100でどんな現場もワンマン測量

最後に、田中取締役からもLN-100の評価と、今後の活用についてお話いただいた。「この現場は工期が短いものでしたから、LN-100による作業時間の短縮は非常に効果的でした。今まではワンマンと言えば、TS出来形や大規模造成でした。
これからは、LN-100で小規模な現場や林道の補助整備などでもワンマンで行えます。太陽光発電施設の造成でも効果がありそうですね。あらゆる現場で作業効率を向上させる体制が構築できましたので、今後が期待できます」。

詳しくは、トプコンのウェブサイトで。

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